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[オピニオン]パー4ホールのアルバトロス・ホールインワン

[オピニオン]パー4ホールのアルバトロス・ホールインワン

Posted February. 02, 2016 07:32,   

Updated February. 02, 2016 07:43

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ゴルフでパー(par)より1打数少ないバーディー(birdie)は、バード(bird)から出てきた言葉だ。米アトランタシティCCには1903年、バーディーという言葉の起源となったホールがある。Aスミスという人がここのパー4のホールで、カップにつけるセカンドショットを打った後、自ら感嘆し「a bird of shot」と叫んだ。ここでバードとは、当時の米俗語であり、ただ「優れたもの」を意味したが、この表現がゴルファーらには鳥のように格好良く飛んでいくショットという意味として受け入れられたという。

◆その後、パーより少ない打数には全て、鳥の名がつけられた。パーより2打少ないのはイーグル、パーより3打少ないのはアルバトロスと呼ばれた。普通の鳥よりはイーグルが目にすることが稀で、イーグルよりはアルバトロスの方が稀だからそう名付けられただろう。パーより4打少ないのは、伝説上の鳥の名から取ってコンドルという。パー5ホールでホールインワンしてこそコンドルという。事実上不可能に近いため、現実的にはアルバトロスが最も難しいと言える。

◆普通、ホールインワンと言えば、パー3ホールのホールインワン、すなわちイーグルを意味する。パー4ホールのホールインワンはアルバトロスだ。アルバトロスを記録する確率は、200万分の1で、雷に打たれるぐらい低い。それさえ、その大半はパー5ホールのセカンドショットやパー6ホールのサードショットで行われる。パー4ホールのホールインワンは、米プロゴルフ(PGA)では、2001年にアンドリュー・マギーのフェニックスオープンでの記録が唯一だ。米女子プロゴルフ(LPGA)では、韓国人選手のチャン・ハナが先月31日、初めてバハマクラシックで記録した。

◆運もついた。ホールの基準打数は、グリーンでのパットを2回と想定して決める。米ゴルフ協会は、女子選手の平均ティーショット距離を210ヤード、2度のショットの平均合計を400ヤードとみて、パー4ホールの長さを210~400ヤードに決めた。チャン・ハナが記録を打ち立てたホールは、もともとは310ヤードだが、同日は218ヤードと短めにセッティングされた。長打者のチャン・ハナは、ドライバーより精巧な3番ウッドを握った。一打目でグリーンオンするだけでも十分成功だが、グリーンの手前に落ちたボールは、何回かはじかれた後、カップの中に奇跡のように吸い込まれていった。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員 pisong@donga.com