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姜正浩が守備中に大ケガ、左膝手術で今季絶望

姜正浩が守備中に大ケガ、左膝手術で今季絶望

Posted September. 19, 2015 07:06,   

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ピッチバーグの姜正浩(カン・ジョンホ=28)が負傷で今シーズン絶望となった。

姜正浩は18日(韓国時間)、ペンシルバニア州ピッツバーグの本拠地PNCパークで行われたシカゴカブス戦で遊撃手として先発出場した。0−0で拮抗した1回表の無死満塁で姜正浩がダブルプレーにしようと一塁へボールを投げようとする時、一塁走者のクリス・コグランが過激な動きで滑り込んで。コグランの右足が姜正浩の左膝に強く当たった。ダブルプレーは完成したものの、姜正浩はグラウンドに倒れて膝を抱え込んだまま激痛を訴えた。結局、同僚たちに支えられてベンチに入った後、病院に搬送された。試合はピッツバーグが6−9で負けた。

ピッツバーグは公式ツイッターで、「姜正浩が左脛骨の骨折と外側半月板の損傷で、アレゲーニ総合病院で手術を受けた。6〜8ヵ月後には試合に出れる」と発表した。早ければ来年3月のオープン戦、遅くてもシーズン開幕後の5月には復帰できる。

サッカー韓国代表の主治医を経験したソウルJS病院のソン・ジュンソプ院長は、「幸いに内側ではなく外側なので後遺症はなさそうだ。内側軟骨板は体重をより重く受ける部位なので、後から関節炎をきたす可能性があるが、外側はその可能性は少ない」と話した。また「早期に、すぐ手術が行われ、引き裂かれた軟骨を縫合したから、手術結果も楽観できそうだ。損傷した軟骨は手術が早いほど、回復が早い」と加えた。野球では珍しい怪我だが、選手同士の衝突が多いサッカーではよく怪我する部位だ。朴智星(パク・チソン)は2003年と2007年に右膝の内側半月状軟骨版の除去や再生手術を受けている。朴智星は引退後に、膝の痛みを堪えながらプレーしていたと告白している。

コグランの滑り込みについては「非紳士的」と批判の声が上がっている。コグランは当時、姜正浩の一塁への送球を妨害しようと二塁ベースではなく、姜正浩の左膝を狙って足を高く上げてスライディングした。米スポーツ専門チャンネルESPNのコラムニスト、マイケル・ウィルボンは、コグランの過激な滑り込みは今回が初めてではないと指摘した。コグランは、2009年、タンパベイの二塁手・岩村明憲に向って荒いスライディングをして岩村の左膝の十字じん帯に怪我を負わせた。国内のファンの間では、コグランがアジア選手を相手に人種差別的なプレーをしたと非難する声が強まっている。

姜正浩はエージェントを通じて声明を発表し、「運悪く怪我をしただけだ。自分を傷つけようとする意図は全くなかったはずだ」とコメントした。コグランは試合後、遺憾の意を表した手紙をピッツバーグのクラブハウスに送った。だがコグランは、「私は明白にルールの範囲内で滑り込んだ。姜正浩がジャンプする時間がなかったのは気の毒だった」とコメントした。

一方で姜正浩の同僚、ニール・ウォーカーは「我々はスライディングを強くしろと教育を受けた。野手がグラウンドに足を踏めないように滑り込めと教わった」と話すなど、一部の選手は国内ファンとは違い、コグランのプレーに理解を示す反応を見せた。

姜正浩は今季のメジャーリーグにデビューし、打率.287、出塁率.355、長打率.461、15本塁打、58打点をマークし、新人王レースにも加わるなど際立つ活躍を見せた。姜正浩に代わる遊撃手にはジョディ・マーサーが有力だ。



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