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鄭明勲ソウル市響芸術監督、ソウル市議懇談会に出席

鄭明勲ソウル市響芸術監督、ソウル市議懇談会に出席

Posted September. 08, 2015 07:27,   

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ソウル市立交響楽団(ソウル市響)の鄭明勲(チョン・ミョンフン)芸術監督(62)が7日、ソウル中区(チュンク)のソウル市議会を訪問した。鄭監督がソウル市議会を正式訪問したのは、芸術監督に就任した2005年1月以来、初めてのことだ。

同日午前10時頃ソウル市議会を訪れた鄭監督は、すぐさま4階の文化体育観光委員長室に足を運んだ。同日の訪問を推進したとされるソウル市響のチェ・フンシク代表(72)も同行した。そしてイ・サンムク委員長(セヌリ党)など文化体育観光委所属の議員らが参加するなか、非公開の懇談会が開かれた。懇談会は当初予定されていた30分よりはるかに長い、1時間15分の間続いた。

この場で議員らは、ソウル市監査官室が1月に発表した、△鄭監督の家族による、不当な航空券の利用、△ずさんな契約者などの問題点に触れ、是正を求めた。これについて鄭監督は、「今後ソウル市響の発展のため、不足している点は改善していく」という旨の答弁をしたという。「事実上、遺憾を表明した」というのが、参加者たちの説明だ。鄭監督も同日懇談会が終わった後、記者たちに対し、「ソウル市響の発展のために、話すべきことは全部話した。(お互いに)力を結集することにした」と明らかにした。

敏感な内容だが、懇談会は和気あいあいとした雰囲気の中で行われたという。大きな笑い声は、4回も会場の外まで漏れ聞こえた。これに先立つ昨年12月ソウル市議会は、鄭監督とパク・ヒョンジョン元ソウル市響代表(52・女)の間で葛藤(衝突)が生じると、数回にわたって鄭監督に出席を要求した。しかし鄭監督はこれに応じなかった。今回の訪問が多少意外に受け止められる理由だ。ソウル市と市議会の内外では、監督再契約を視野に入れた行動と見る意見が多い。



irontiger@donga.com