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ゴールドマンサックス、「韓国経済にオランダ病の危険」と警告

ゴールドマンサックス、「韓国経済にオランダ病の危険」と警告

Posted July. 25, 2015 07:11,   

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投資銀行のゴールドマンサックスが、「大規模な経常黒字によるウォン高が韓国製造業の収益性を下げている」とし、「韓国版オランダ病(Dutch disease)」に陥る可能性を警告した。

24日、国際金融センターによると、ゴールドマンサックスは最近の報告書で、「韓国は原油価格の下落に伴う貿易黒字の拡大でウォン高が進み、製造業の収益性低下や輸出減少が現れている」としたうえで、このように分析した。

「オランダ病」とは、1950年代末、オランダで天然ガスが発見された後、通貨高が進み、製造業基盤が崩壊されことを意味する。韓国は原材料輸入国だが、最近の原油価格の下落で対外黒字が拡大し、ウォン高が進むなど、当時のオランダと似たような兆候が表れている。報告書ではただ、「韓国銀行の低金利基調や政府の海外投資活性化政策がオランダ病の予防に貢献できるかもしれない」と強調した。

英スタンダートチャータード(SC)銀行も報告書で、「賃金比低い労働生産性のため、企業の生産基地が海外に移転され、企業収益の改善と賃金上昇とのつながりが弱まっている」とし、「補正予算の編成は経済に前向きに働くだろうが、一時的な資金投入だけでは製造業の生産性や輸出低迷の構造的問題を解決するのは難しい」と指摘した。



jarrett@donga.com