朴景利の小説「土地」の漫画版全巻が発刊

朴景利（パク・キョンリ、１９２６〜２００８）の小説「土地」の漫画版が発刊された。出版社「マロニエブックス」は２日、「２０１２年に誤謬を訂正して出版した『土地 決定版』全巻を土台に、漫画家オ・セヨン氏が描いた１〜７巻、パク・ミョンウン氏が描いた８〜１７巻を一つにした『漫画 土地』全巻（写真）を発売した」と明らかにした。オ氏が１部を完了して以来８年ぶりのことだ。二人の作業期間を合わせると、１３年がかかったことになる。８〜１７巻は「土地」研究者である、カトリック大学のチョ・ユンア招聘教授が脚色を務めた。出版社側は「原作の土俗的で情感あふれる台詞を多く取り入れるなど、原作を最大限活かすために努力した」と明らかにした。

小説「土地」は、作家・朴景利氏が１９６９年に執筆をはじめ、１９９４年９月に全５部１６巻で完成させた。１９８７〜１９４５年の朝鮮（チョソン）末期と日本植民地時代を背景に、慶尚南道河東郡岳陽面平沙里（キョンサンナムド・ハドングン・アクヤンミョン・ピョンサリ）からソウル、間島、ロシア、日本などを舞台にして愛憎の人生を歩む人間群像を描いた。

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