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ソウルの歴史資料を一ヵ所に集まる

Posted January. 19, 2015 07:11,   

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全国の地方自治体の中では初めて、市政記録物を100万点まで一ヵ所に保管できる「ソウル記録院」が2017年9月にオープンする。

ソウル市は、30年間以上経った旧ソウル市役所の設計図面や重要市政記録物、旅客船セウォル号事故関連民間記録物など、永久保存する価値のある文書や写真、映像物をソウル記録院に集めて保管する方針だと、18日明らかにした。これまで、ソウル市から出てきた9万7000点あまりの記録物は、ソウル市内の各自地区と慶尚北道清道郡華陽邑(キョンサンブクド・チョンドグン・ファヤンウブ)の「清道文書庫」に分散して保管してきた。

ソウル記録院は現在、忠清北道清州市五松邑(チュンチョンブクド・チョンジュシ・オソンウブ)に移転した疾病管理本部のあったソウル恩平区碌磻洞(ウンピョング・ノクボンドン)の敷地に、地下2階、地上5階建て、延べ面積1万5920平方メートルの規模で建設される。ソウル市情報公開政策課の関係者は、「かつては安保問題のため、ソウルから5時間以上かかる清道に文書庫を建設せざるを得なかった」とし、「月間利用客が1人や二人しかいない清道とは違って、2017年にソウル記録院がオープンされれば、ソウル市民や観光客の誰もがソウル市内で記録物を気楽に閲覧することができる」と強調した。

計33社が応募したソウル記録院の設計公募には、「都市と人間と自然との会話」をテーマにしたヘアン総合建築事務所の「記録の敷地(Land Monument)」が同日、最終に選ばれた。審査委員長のシム・ジェヒョン世宗大学建築学科教授は、「周辺の地形を利用した内部と外部スペースとの連携性についてのアイデアや情報文化空間としての記録管理業務の動線機能も優れている」と評した。一方、ソウル市は2017年に記録院を完成させた後も、清道文書庫をすぐに売却せず、補助的収蔵庫や博物館として活用することを検討している。