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2人は処刑され7人は収容所入り、ラオスから強制送還された脱北青年9人は今…

2人は処刑され7人は収容所入り、ラオスから強制送還された脱北青年9人は今…

Posted December. 02, 2014 08:09,   

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社団法人「忘れな草」の朴宣映(パク・ソンヨン)理事長は1日、「昨年5月にラオスから北朝鮮に強制送還された脱北青年9人のうち、2人が処刑され7人が収容所に送られたことを北朝鮮内部の情報協力者から聞いた」と主張した。

北朝鮮は、強制送還後に国際社会の批判を受けると、同年6月21日、朝鮮中央テレビの座談会に彼らを出演させ、「南側の宗教関係者が若い青年を誘引・拉致して南朝鮮に集団で連れて行こうとして発覚した反人倫的蛮行事件が明るみになった」と主張した。北朝鮮に強制送還された脱北青年の処刑が事実なら、北朝鮮が放送を通じて体制の宣伝に利用した若者たちへの人権蹂躙は、かなりの波紋を呼ぶことが予想される。

朴理事長は、「(2人は)今年8、9月頃に処刑され、そのうち1人の名前はムン・チョル(24)だと協力者が伝えた。残りの7人は、今春に北朝鮮の14号収容所に収容された」と話した。14号収容所は、平安南道价川(ピョンアンナムド・ケチョン)にある。北朝鮮では管理所と呼ばれるが、韓国では政治犯収容所と呼ぶ。今春まで彼ら9人は東海(トンヘ・日本海)にある招待所や(地域を確認できない)児童救護所、教化所など4ヵ所に分散して収容されていたという。朴理事長は、「児童救護所は親のいない浮浪者を保護する所で、教化所は韓国の刑務所に該当する。招待所にもいるというので、彼らは殺されないだろうと安心していた」と話した。しかし、「現在は収容所に送られているため、7人が生き残れるのか心配だ」と憂慮した。

北朝鮮は当初、彼らを体制宣伝用に活用しようとしたが、思いどおりにいかないため処刑し、収容所に送ったものとみえる。脱北青年たちは、宣教師のチュ氏と中国で3ヵ月から3年間、共に生活し、チュ氏とラオスを経由して韓国に行こうとした。しかし、昨年5月、ラオス国境を越えた時に警察の取締りにあった。その後、中国を経て北朝鮮に送還された。