京畿教育監秘書室長、収賄容疑で逮捕

ソウル中央地検特別捜査４部（鞖鐘赫部長）は、教育資材の納入業者から数千万ウォンの賄賂を受け取った容疑で、李在禎（イ・ジェジョン）京畿道（キョンギド）教育監の秘書室長（事務官）のチョン某氏を、２１日逮捕した。検察は同日、京畿水原市（スウォンシ）京畿道教育庁のチョン容疑者の事務所や自宅、教育資材納入会社のＷ社に対し、家宅捜索を行った。

チョン容疑者は、京畿道教育庁に勤務していた１２年、Ｗ社など、２社から教育資材の納入に便宜を図る見返りとして、４０００万ウォンあまりを受け取った容疑がもたれている。彼は、京畿道教育庁の野球団で知り合ったヒョン某氏から、Ｗ社のユン某代表の紹介を受けたという。Ｗ社は、００年代から京畿道地域の教育庁や教育支援庁などと教育行政情報システム（ＮＩＥＳ）構築、ホームページ管理、教育関連ソフト提供などに関する契約を交わしてきた。

検察は、チョン容疑者とユン氏を相手に、今回の不正に関わった公務員がさらにいるかどうか、チョン容疑者から受け取ったものと見られる金が、上層部に渡されたのではないか、取調べを行っている。

Ａ高校の行政室長として勤務していたチョン容疑者は、１１年１月、京畿道教育庁地方教育行政事務官監査担当官に昇進し、教育庁に栄転となった。今年６月、李教育監が当選したあと、教育監職引継ぎ委員会に派遣され、７月１日、教育監就任直前、教育監秘書室長に異動となった。