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野党、セウォル号特別法で「3者協議体」を要求 与党は「立法権の毀損」と反発

野党、セウォル号特別法で「3者協議体」を要求 与党は「立法権の毀損」と反発

Posted August. 25, 2014 08:06,   

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セウォル号特別法の政局が終わりの見えない混乱状況に陥っている。

野党新政治民主連合は、与党、野党、セウォル号犠牲者家族が参加する3者協議体を構成し、新たな議論の枠組みを作ることを提案した。これに対して与党セヌリ党は、「立法権の毀損」として拒否した。「再再協議はない」と言っていた新政治民主連合の朴映宣(パク・ヨンソン)院内代表が、事実上、与野党の合意を再び破棄したと指摘する。

朴院内代表は24日、国会で開かれた党所属の市・道知事との第2回予算政策協議会で、「遺族代表と与野党代表が膝を突き合わせる3者対話が必要な状況だ」とし、「与党が3者協議体の構成を受け入れるべき時だ」と主張した。2回の与野党合意の信任を取りつけることに失敗した朴院内代表が投じたさらなる賭けという見方が多い。朴院内代表は、「セヌリ党の李完九(イ・ワング)院内代表も昨日(23日)、柔軟かつ前向に対応すると言った」とし、「遺族側も肯定的に考えていると言った。セヌリ党にもこの考えを伝えた」とし、セヌリ党に迫った。そして、「この壁(セウォル号特別法処理)を越えてこそ、傷ついた国民の心を癒し、国会も正常な稼動が可能になる」と強調した。新政治民主連合は、与・野・遺族の3者協議体で、あらゆる可能性を開いて議論をしなければならないという考えだ。与野党の院内代表再合意案を破棄するという明示的な発言はなかったが、事実上の「再協議」というのが政界の大方の見方だ。

セヌリ党は、3者協議体構成の提案に反対する考えを明らかにしながらも、遺族との対話には積極的に取り組む考えだ。セヌリ党の李完九院内代表は24日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、3者協議体の提案に対して、「国会はなぜあるのか」と述べ、「今後法案を作る時、常に利害当事者が参加するということなのか」と批判した。李院内代表は、最近の世論調査で、「与野党の再協議案とおり通過させるべきだ」という意見が優勢だったことに言及し、「国民とセヌリ党支持層の意思を無視できるのか。私ももはや限界だ。(再再協議は)難しい」と述べた。