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5人の議員が自主的に検察に出頭

Posted August. 22, 2014 03:15,   

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不正疑惑で拘束令状が請求された5人の国会議員が21日、検察の国会議員会館の捜索など強制拘引の圧力を受け、拘束前の被疑者審問(令状実質審査)を受けるために裁判所に出頭した。彼らへの不逮捕特権が適用される8月臨時国会の会期が始まるわずか4時間前に、すべての議員の出頭が完了したが、選挙の度に「不逮捕特権を放棄する」と約束した政界が、検察と追いつ追われつの「鬼ごっこ」を一日中繰り広げた。

令状審査期日の21日、朝早くから、ソウル総合芸術職業学校から立法ロビーを受けた疑い(収賄)の野党新政治民主連合の申渓輪(シン・ゲリュン、60)、金才允(キム・ジェユン、49)、辛鶴用(シン・ハクヨン、62)議員、鉄道不正の疑い(収賄および政治資金法違反)を受けている与党セヌリ党の趙顕龍(チョ・ヒョンリョン、69)議員と企業から不法政治資金を受け取った疑い(政治資金法違反)のセヌリ党の朴商銀(パク・サンウン、65)議員が、裁判所に審査期日の延期を求めた。

新政治民主連合が、7月臨時国会が終了する19日夜、検察の拘束令状請求直後、事実上「防弾国会」である8月臨時国会の招集要求書を提出したため、3日間の会期公告期間が過ぎた22日午前0時からは、国会の同意なく現役議員を逮捕できない。このように審査を延期することが不可能な状況であるため、検察は議員が事実上逃走したと判断した。趙議員の場合、20日まで使っていた借名携帯の電源を切って姿をくらまし、申渓輪、金才允、朴商銀議員らも夕方から連絡が取れなかった。

検察は、20日の夕方から議員の行動把握を行い、21日午前、出頭の意思がないことが確認された直後、彼らの自宅や親戚の家、ソウル国会議員会館の事務所などに検事3人と捜査官40人を送り、大々的な強制拘引に乗り出した。

21日午前、議員会館の事務所にいた辛鶴用議員は、検察が押しかけると、弁護人と話し合い、自主的に出頭する意思を明らかにした。その後、野党議員3人が相次いで出頭する考えを明らかにした。野党が招集した防弾国会の前に与党議員だけ逃走した格好になると、セヌリ党は党として朴議員と趙議員の所在把握に乗り出し、しばらくして両議員も検察に出頭する意思を伝えた。

ソウル中央地裁の尹綱悦(ユン・ガンヨル)部長判事(令状担当)は、21日午後2時に金才允議員、午後4時に辛鶴用議員、午後6時に申渓輪議員、午後8時に趙顕龍議員に対する令状審査を行い、仁川(インチョン)地裁の安東範(アン・ドンボム)部長判事(令状担当)は、午後5時30分から朴商銀議員に対する審問を行った。裁判所は、8月臨時国会の会期が始まる午前0時前に拘束令状を発給するかどうかを決める。