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朴大統領、「北朝鮮の前向きな返事を期待」

朴大統領、「北朝鮮の前向きな返事を期待」

Posted August. 20, 2014 08:54,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は19日、大統領府で開かれた閣議で、「南北が信頼を構築し、共に統一の道に進むには、まず実践できる小さなことから一つ一つ推進する必要がある」とし、「北朝鮮の前向きな返事を期待する」と述べた。

朴大統領は、8・15光復節の式辞で、来年の光復70周年記念文化事業を韓国と北朝鮮が共に準備することを提案するなど、△環境、△国民の暮らし、△文化の分野で南北をつなぐ「通路」をつくることを北朝鮮に呼びかけた。

北朝鮮は、南北関係の実質的な解決策がないと非難した。11日の南北高官級接触の提案に対しても、北朝鮮はまだ返事をしていない。しかし、朴大統領が対話の扉は開いていると明言したことから、北朝鮮が前向きな返事をするかどうか注目される。

朴大統領は、「厳しい安全保障の現実の中、軍納不正や将兵の事件が続けて発生することは、韓国軍と国家の安全を大いに脅かす」とし、「兵営文化の革新を国家安保レベルの課題とし、強力かつ持続的に推進しなければならない」と注文した。

21日まで続く乙支(ウルチ)演習と関連して、「もはや国家の危機管理は、安保の脅威に対応するだけでなく、災害や大事故にも同時に備えることができなければならない」と強調した。小型無人機の侵入や西海(ソヘ・黄海)北方限界線(NLL)の砲撃挑発、ミサイルや放射砲発射などの北朝鮮の挑発が続いている上、歴史と領土問題をめぐる北東アジア地域の緊張も高まっているというのが、朴大統領の安保認識だ。

また朴大統領は、「安全に関する政府組織改編法案の国会審議が停滞しており、安全関連業務の空白が長引いている」とし、「一日も早く、国家安全処の新設と消防防災庁と海洋警察庁の業務を強化した政府組織法改正案を国会が可決することを望む」と述べた。