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韓国人のスタミナ食のサムゲタン、米食卓に上る

韓国人のスタミナ食のサムゲタン、米食卓に上る

Posted July. 31, 2014 05:29,   

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韓国の伝統的夏ばて防止料理のサムゲタンが、米国に輸出される。農林畜産食品部(農食品部)は来月初め、鶏肉加工メーカーのハリムが、米国向けにサムゲタンを船積みするのを皮切りに、サムゲタンの輸出を開始すると、30日明らかにした。マニカーも来月中旬、輸出を開始する。

今回の輸出は04年、韓国が米政府にサムゲタンの輸出許容を要請してから10年がかりで実現した。韓国は、サムゲタンの輸出のため、米農務省傘下の食品安全検査局から、08年、サムゲタン加工工場などへの査察を受けたが、不合格判定を受けた。その後、さまざまな衛生要件を補足し、10年、再び査察を受け、検疫をめぐる協議を行った末、今年5月米政府から、「熱処理家禽肉製品の輸入許容国」として認められた。

農食品部のオ・スンミン検疫政策課長は、「加工食品ではあるが、韓国の畜産物が米国に輸出されるのは、今回が初めてだ」とし、「米国の厳しい非関税障壁を乗り越えただけに、ほかの国にサムゲタンを輸出するのに有利になった」と話した。特に、今回の輸出は、サムゲタンの衛生管理要件が、米家禽肉の衛生管理要件と同等だと認められたことも、意義深い。ハリムの初の船積み物量は40トンと、米大手韓国人流通業者のHマートなどで販売される。

農食品部は現在、中国や欧州連合(EU)とも、サムゲタンの輸出を巡る検疫協議を行っている。韓国のサムゲタンの輸出量は、昨年は1894トン(937万ドル)と、日本向け輸出(1179トン)が最も多かった。