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「医療韓流」の凱歌、…ソウル大学病院、UAE王立病院を5年間運営する。

「医療韓流」の凱歌、…ソウル大学病院、UAE王立病院を5年間運営する。

Posted July. 11, 2014 03:53,   

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ソウル大学病院が、アラブ首長国連邦(UAE)・王立シェークカリファ専門病院の委託運営権を獲得したと、10日明らかにした。国内病院が、海外総合病院級医療機関の委託運営権を獲得したのは、今回が初めてのこと。

ソウル大学病院の吳秉熙(オ・ビョンヒ)院長は10日午後、政府世宗(セジョン)庁舎で記者懇談会を開き、「先月末、シェークカリファが、ソウル大学病院を委託運営者と最終選定した」とし、「韓国の医療技術や医療情報システムについての信頼が、選定に大きな影響を及ぼしたようだ」と話した。

シェークカリファ病院は、UAE北側の海辺のラスアルハイマに位置した248ベッド規模のがん、心臓、子供、神経系疾患、救急、リハビリ医学などに重点を置いた病院だ。同業院は今後、400ベッドまで拡大する計画であり、UAE内で最高の施設を整えるだろうという評価を受けている。

ソウル大学病院は昨年9月、UAE大統領室に委託運営意向書を提出し、海外有数の医科大学病院と競争した末、最終選定の通知を受けた。今回の受注競争に参加したのは、米スタンフォード・ジョンズホプキンス、英キングスカレッジ、ドイツのシャリテなど、医療技術で名高い医科大学だ。

呉院長は、「8月、現地で契約を交わした後、今後5年間、UAEから1兆ウォン以上の運営予算の支援を受け、医療サービス、医療陣の採用、病院情報システムの構築など、運営全般を委託実施することになるだろう」とし、「委託運営手数料の収益だけでも、年間70億〜80億ウォンに上るものと試算される」と述べた。ソウル大学病院は、現地の病院人材の15〜20%を、韓国から派遣する方針だ。

同日、記者懇談会に出席した文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官は、「今回の受注をきっかけに、UAEの医療水準を高めると共に、韓国医療の海外進出に拍車がかかるきっかけになることを願う」と話した。