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自ら演説を要請した李彦宏中国百度会長、実務者級を出した韓国

自ら演説を要請した李彦宏中国百度会長、実務者級を出した韓国

Posted July. 07, 2014 03:17,   

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「百度の李彦宏会長が今月初め、中国商務部投資促進局に、フォーラムの講演者リストにぜひ入れてほしいと、強く要請したそうです。それだけ、今回のフォーラムが重要だったわけでしょう」

6日、KOTRA中国事業団の関係者が伝えた言葉だ。4日、ソウル中区東湖路(チュング・ドンホロ)の新羅(シルラ)ホテルで行われた「韓中経済通商協力フォーラム」のうち、両国の経済関連国家機関や民間企業の関係者らが集まった、2部行事と関連したエピソードだ。

李会長は同日、「二人同心基力斷金(二人が力を合わせれば、鉄も断ち切ることができる)」、「協力すれば生き、ばらばらになれば死ぬ」という両国のことわざまで触れながら、韓中協力の必要性について強調した。昨年、319億人民元(5兆1000億ウォンあまり)の売上げを上げた中国最大手のポータル・百度の積極的な行動は、東亜(トンア)日報など、国内の複数のメディアら特に注目している。

李会長に続き、世界9位の銀行である中国銀行の田國立会長、中国最大手の低圧電気装備メーカー・正泰グループの南存輝会長などが、舞台に上がった。これらの中国企業家は、世界でも注目を集めている人たちだ。

しかし、韓国側を代表して、演壇に登った人たちは、オーナーや最高経営者(CEO)級ではなく、実務者らだった。民間企業の関係者としては、アモーレパシフィックで、中国向け事業を取り仕切っているキム・スンファン常務ただ1人だった。国策研究機関の対外経済政策研究院(KIEP)は、院長でも、本部長でもなく、中国事業チーム長を講演者として送った。KOTRAは最後まで、本部長級の関係者が出てくるよう要請したが、KIEPは受け入れなかったという。

中国は、世界最大規模の市場であり、韓国経済の最も重要なパートナーだ。今回の中国の習近平国家主席の訪韓を受け、国内企業各社は、中国事業で新しいチャンスを手にするようになった。中国に数十回を行ってもなかなか会うことのできない中国最高官の経済官僚らと、知る人ぞ知る企業の数百人のオーナーやCEOが、自らお茶の間まで訪ねてきた。

韓国側の「レベルにあわない」講演者選択が、残念でならない理由でもある。中国関係者らが、韓国側の協力意志に疑いを持つのではないか気になる。李会長など、中国代表企業家らがわざわず、講演者として乗り出し、韓国側にメッセージを投げかけた理由について、真剣に振り返る必要がある。