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「義理」の徐清源か「クリーン」の金武星か、来月に迫ったセヌリ党党大会

「義理」の徐清源か「クリーン」の金武星か、来月に迫ったセヌリ党党大会

Posted June. 25, 2014 03:33,   

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与党セヌリ党の7・14党大会の有力な党権走者といわれている徐清源(ソ・チョンウォン)、金武星(キム・ムソン)議員が、「3つの必勝戦略」をまとめた。自分の弱みは補完し、強みは最大限引き上げるという戦略だ。

親朴(親朴槿恵系)の座長とも言われている徐清源議員側は、大衆的知名度を引き上げることに集中するという計画だ。候補選びのキャンペーンも、最近の流行語に喩えて、「義理の徐清源」を強調するという戦略だ。親朴主流の正統性を引き継ぐ自分は、苦難の時代を経ながら、親朴一筋の道を歩んできたことを強調するという。

徐議員側のもう一つの武器は、「責任代表論」だ。国会最多の再選(7選)という経綸を基に、野党との関係を回復させながら、大統領府と直接意見を交わすことのできる適任者は、ほかならぬ徐議員であることを強調するという。

候補選びの日付けが迫ってくるほど、代議員らの票の行方は乱高下するのが当然だ。徐議員側は結局、朴大統領の意志が徐議員にあることが自然に浮かんでくるだろうと見ている。ある重要関係者は24日、「朴心(朴大統領の意中)を公にマーケティングすることはできないが、大統領が最も好む候補は、ほかならぬ徐議員だという空気を、水面下で広めさせることになるだろう」と話した。

非主流の座長とも言える金武星議員側は、「過去対未来」の枠組みに集中するという戦略だ。徐議員を、「過去の勢力」と決めつけ、同時に、キム議員は未来に向けた党革新の適任者であることを浮き彫りにさせることができるという理由からだ。

金議員が同日、国会での記者会見で、「過去を否定することはできないが、長い間積まれてきた旧態や積弊を抱えて、未来に向け進むわけにはいかない」とし、「クリーンな党大会協議体」の立ち上げを提案したことも、未来の枠組みを主導しようという狙いだ。金議員はさらに、△国民の命や安全を守る国民が安心できる政党、△少数の権力ではなく、党員が主人となる民主政党など、党の未来ビジョンを示した。

金議員側は、朴大統領の成功を支えることのできる党代表ということも、強調するという腹積もりだ。次期党代表選出後、大統領府と対立することになるだろうという、党一部の見方を払拭するための措置だ。金議員は同日、「大統領の成功のため、政府と運命共同体という姿勢で、国政を支援する政党になるよう努力する」と強調した。