ＭＳＣＩ指数、７８ヵ月ぶりに最高値

代表的なグローバル指数のモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル（ＭＳＣＩ）指数が６年６ヵ月ぶりに最高値を更新した。米国の証券市場が連日史上最高値を更新し、今年初め振るわなかった主要新興国の証券市場も最近上向き始めたためだ。

２日、金融投資業界によると、先進国と新興国の証券市場を含めるＭＳＣＩグローバル指数は、先月２９日（当地時間）４２１．６で、０７年１１月１日（４２０．７）以後最高値を示した。５月の１ヵ月間、ＭＳＣＩ指数は１．８％上昇した。昨冬、厳しい寒さで萎縮していた米国の経済成長率が最近、目だって回復に向かっている上、ウクライナ事態も相当部分緩和し、懸念していた悪材料が殆ど消滅したためと、専門家は解釈した。ここに日本と欧州の中央銀行が更なる景気浮揚策を打ち出すという見通しが投資心理を緩和させた。

後退するばかりだった新興国の証券市場が息を吹き替えたのも指数上昇に一役買った。ＭＳＣＩ新興市場指数は先月３．３％上昇した。同期間、先進国の証券市場は新興市場指数の半分の１．６％上昇した。新興市場の中ではロシア、インドが指数上昇を主導した。５月、ＭＳＣＩロシア指数は１２．２％、ハンガリー指数は９．８％、トルコ指数は９．３％上昇した。