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韓カナダFTAが妥結、車の関税は24ヵ月内に撤廃

韓カナダFTAが妥結、車の関税は24ヵ月内に撤廃

Posted March. 12, 2014 06:51,   

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韓国とカナダの自由貿易協定(FTA)が交渉開始8年8ヵ月ぶりに妥結した。韓国の12番目のFTAであり、カナダとしてはアジアの国と結ぶ初のFTAだ。韓国は自動車分野で得をする代わりに、農畜産物分野では損害を被る可能性が高いと分析される。

尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官とエド・ファスト・カナダ通商長官は11日、ソウルで通商長官会談を開き、FTA交渉の妥結を宣言した。両国は協定文に対する法律の検討を終えた後、早ければ今年上半期に協定に仮署名することにした。国会の批准手続きが差し支えなく進められると、韓—カナダFTAは15年に公式発効される見通しだ。

韓—カナダFTAの妥結について、韓国政府はカナダへ輸出する自動車の価格競争力が高くなった点で、カナダ側はアジア市場進出の橋頭堡を確保したという点で互いに成功的と評価している。カナダは韓国産自動車に適用する6.1%の関税率を協定発効後、24ヵ月内に完全に撤廃することにした。韓国は、昨年、カナダに合わせて22億3000万ドル分の自動車を輸出した。年間のカナダ向けの輸出額の約43%だ。

タイヤ、自動車部品など自動車関連製品の関税も3〜5年内に段階的に撤廃される。韓国の主要輸出品目の冷蔵庫など家電製品や繊維・化学機械などの関税も廃止される予定なので、カナダ向けの輸出が拡大されると期待される。これに反して、カナダから輸入する牛肉の場合、現在40%台の関税率が毎年2〜3%ポイントずつ下がって、協定発効後15年になると0%になる。豚肉は三昧肉と冷蔵肉が13年、三昧肉を除いた冷凍肉は5年にかけて関税が撤廃される。カナダからの輸入額の68%を占める有煙痰、パルプ、原木などには既に関税がついていないため、FTA適用の対象ではない。

崔京林(チェ・ギョンリム)産業部通商次官補は、「世界11大経済大国のカナダ市場で国内企業の市場競争力が増大する上で大きく役立つ」と話した。