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ロシア紙ソウル市局長「日本海ではなく東海…竹島ではなく独島!」

ロシア紙ソウル市局長「日本海ではなく東海…竹島ではなく独島!」

Posted March. 08, 2014 06:41,   

한국어

「金髪の外国メディア記者がすべて米国記者のわけではないと言ってください」

ロシア紙ロシースカヤ・ガゼータのソウル支局長アレック・キリヤノフ氏(41)は、流ちょうな韓国語でこのように話した。キリヤノフ氏は、ソウル育ちのように韓国に詳しい。ロシアの名門サンクトペテルブルク大学韓国語科を卒業し、ソウル大学外交学科で修士学位を取得した。ロシア外務省の勤務を経て、2004年から2009年まで同紙ソウル特派員を務めた。2012年からロシア総領事館がある釜山(プサン)で第2の韓国勤務をしている。韓国滞在期間を合わせれば今年で10年目になる。

多くの外国メディアの特派員が韓国語を身につけずにソウルに赴任することに比べれば、キリヤノフ氏は「準備のできた」外国メディア記者だ。有力な外国メディアが東京に特派員を置いて韓国を取材するのに対し、キリヤノフ氏は韓国に滞在して日本まで担当している。本社は中国勤務を勧めたが、キリヤノフ氏の望みで韓国再赴任を実現させた。

キリヤノフ氏は、「1991年に大学に入学した時に韓国とソ連の国交が正常化した。韓国に対する関心が高まって専攻を選んだ。記者になった後は韓国の躍動性に引かれ、ずっと滞在することになった」と話した。韓国では1日も退屈したことがないと話す。

キリヤノフ氏は、韓国関連記事を書く時、「東海(トンヘ)」を先に書く。必要なら括弧に「日本海」を併記する。独島(ドクト)を書く時も「竹島」より「独島」が先だ。韓国を正しく知って記事を書く外国メディア記者がなぜ必要かを如実に示す例だ。報道テーマも北朝鮮問題だけでなく、江陵(カンヌン)端午祭など多彩な文化を紹介することに努めている。

「外国メディアとして韓国の取材環境はどうか」と尋ねると、キリヤノフ氏は「外国メディアなので特に不便なことはないが、韓国の人々は外国メディアについてあまり知らない」と話した。ロシアメディアの名前を知っている韓国人は珍しく、金髪の記者は皆米国メディアと考えるのはひどい。また、「ロシア=親北朝鮮」という固定観念も捨ててほしいと言った。キリヤノフ氏は、「ロシア人の半数以上が北朝鮮より韓国の方が近いと考えている」とし、「記事を書く時も親韓国、親北朝鮮ではなく、ありのままの情報を伝えることに努めている」と話した。すでに韓国準専門家になったキリヤノフ氏は、「正式」の専門家になるために、現在モスクワ大学の博士課程で北朝鮮経済を専攻している。