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政府、北朝鮮の新年辞に「本気度に疑問」と警戒

政府、北朝鮮の新年辞に「本気度に疑問」と警戒

Posted January. 04, 2014 05:53,   

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政府が3日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記の新年の辞(1日)について、「南北関係の改善の雰囲気に触れたが、その本気度に疑問を抱くしかない」という公式反応を示した。統一部は、「韓国政府が北朝鮮の新年の辞や新年共同社説に対して公式立場を示したのは初めてだ」と話した。

政府は北朝鮮に対し、「南北関係を悪化させたのは北朝鮮の責任だ」と批判する一方、「関係改善の意志を言葉ではなく行動で示せ」と要求した。責任は取ってもらうが、門戸は開いておく多目的メッセージだ。政府関係者は、「2日、金章洙(キム・ジャンス)大統領国家安保室長が主宰する国家外交安保政策会議でこのような立場をまとめた」と説明した。

統一部の金義道(キム・ウィド)報道官は3日、ブリーフィングで、「平和と和解は言葉だけで実現することではない」と言って、「南北関係の改善のためには、北朝鮮が信頼を築くために誠意ある姿勢を見せなければならず、何より非核化に向けた真摯な努力を傾けるべきだ」と話した。金報道官は、「状況を冷静にありのままに見ようという意味で政府の立場を発表した」と強調した。

政府関係者は、「南北関係改善への意志があったら、本気で対話の場に出ろという強いメッセージを北朝鮮に送ったものだ」と話した。これと関連し、朴槿惠(パク・クネ)政府は、今年韓半島信頼プロセスの進展のため、経済効力や社会文化交流を拡大するなど、北朝鮮当局に集中されてきた南北交流の接触面を民間へ拡大するという構想も持っている。北朝鮮に対する過度な楽観論は警戒するが、北朝鮮が本気で南北対話に乗り出したら呼応するという立場だ。