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眼鏡かけた金正恩、「金日成そっくり」イメージ作戦

眼鏡かけた金正恩、「金日成そっくり」イメージ作戦

Posted December. 10, 2013 10:30,   

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金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が8日開かれた政治局拡大会議で眼鏡をかけて登場した。

金正恩の眼鏡をかけた姿は、昨年10月、党創建記念牡丹峰(モランボン)楽団公演の映像で初めて登場した。先月21日、北朝鮮の労働新聞は、「朝鮮人民軍第2次保衛勤労者大会」を報道する際、写真で眼鏡をかけて主席団に座っている金正恩を載せたことがある。

普段眼鏡をかけない金正恩が眼鏡をかけて登場したことについて、金正恩に知的で誠実なイメージを与えるための、北朝鮮の計画された演出だという観測が出ている。北朝鮮の経済および開放政策を担当した張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長の粛清に対する世間の懸念を払拭させる目的の「イメージ・メーキング」で、徹底に計算された姿だという分析だ。実際、韓国の独裁者は否定的なイメージを払拭させるため、服装はもちろん、眼鏡、帽子などの小物を活用したこともあった。

政府の一部では、「金日成(キム・イルソン)そっくり作戦」の一環という観測も提起されている。金正恩は、09年、金正日の後継者になってから体型やヘアスタイル、ジェスチャーなどで、金日成と似た姿を見せた。金日成は生前、ほとんど全ての公開活動で眼鏡をかけた。政府のある当局者は、「北朝鮮では最高指導者の発言、行動、様子などが何の意味も無しに即興的に行われることはほとんどない。高度の政治的布石が込められているものと見られる」と説明した。