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三星とLG、UHDTV首位のソニーに追い打ちか

三星とLG、UHDTV首位のソニーに追い打ちか

Posted December. 09, 2013 03:16,   

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昨年に続き、今年も全体テレビ市場の規模が縮小すると予想される中で、特に著しい成長を見せている製品がある。200万画素級の既存高画質(フルHD)テレビより解像度が4倍以上高い超高画質(UHD)テレビだ。今年初め、日本のソニーを皮切りに、世界のテレビメーカーが相次いで普及型UHDTVを発売していることから、本格的にUHDTV市場が開かれている。

米国の市場調査機関のディスプレーサーチによると、第3四半期(7〜9月)の世界UHDTVの売上額は9億1900万ドルで2四半期(4億700万ドル)より約126%増加した。今の傾向が続けば、シーズンの4四半期を含め、今年の年間UHDTVの売上規模は当初の見通しの28億ドルを大きく上回るものと予想される。

ディスプレーサーチは、来年UHDTVの市場規模を87億ドル、17年には2倍水準の161億ドルになると見込んだ。来年から4年間、年平均54%成長すると見通した。

3四半期のメーカー別UHDTVの市場シェアの順位ではソニーが23.4%で1位、中国のスカイワースとTCLがそれぞれ2、3位につけた。三星(サムスン)電子、中国のハイセンス、チャンホン、コンカ、LG電子がその後を次いだ。

普及型製品で迅速に対応したソニーや急成長する中国内需市場を安価製品で集中的に攻略しているスカイワース、TCL、ハイセンスなど、中国メーカーが主導している格好だ。

80インチ以上の超大型プレミアム製品を世界で初めて発売し、UHDTV市場の先取りを試みた三星電子とLG電子覇、序盤、成績が低迷したが、最近戦略を変えて、価格を大幅に引き下げた普及型製品を相次いで発売した。1〜3四半期、世界UHDTVの売上額は14億900万ドルで、全体テレビ市場(684億ドル)の約2%に過ぎない。両社が積極的に市場に対応すると、UHDTV市場でも支配力を拡大すると、業界は見ている。

業界1位のソニーの3四半期のシェアは、2四半期に比べてやや縮小した反面、三星電子は今年初め、UHDTV発売以後、成長傾向を示している。ソニーのシェアは2四半期の42.4%から3四半期は23.4%へ下落した。同期間、三星電子はシェアを3.8%から10.1%へ押し上げた。LG電子は9.8%から6.0%へシェアが下落した。

最近、情報技術(IT)専門媒体のシーネット・アジアは、UHDTV「トップ5」を選定し、LG電子の84、85インチのテレビ、三星電子の65インチテレビを1〜3位に挙げた。ソニーの65インチテレビと東芝の58インチテレビがその後を次いだ。一部では中国業界のUHDTVの画質処理技術が遅れているため、UHDTV市場が本格的に開かれると、技術力が優秀な韓国のメーカーがすぐ主導権を確保すると見ている。

三星電子とLG電子覇、来年2月のソチ冬季五輪や6月のブラジルワールドカップ(W杯)など、テレビ市場の書き入れ時を控えているため、UHDTVのシェア拡大に向けて総力戦を展開する計画だ。