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3つの運動団体、江汀村に滞在しながら基地反対デモ主導

3つの運動団体、江汀村に滞在しながら基地反対デモ主導

Posted March. 12, 2012 06:53,   

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済州道西帰浦市(チェジュド・ソギポシ)の江汀(カンジョン)村に建設される民軍複合型観光美港(済州海軍基地)工事現場の発破作業が11日、一時中断した。海軍の関係者は、「発破作業で生じた割れた岩や土を平らに馴らす平坦作業のため、一時中断した」とし、「発破作業は12日から再開する」と明らかにした。

海軍基地に反対する運動団体のメンバーら100人あまりは、10日、済州海軍基地事業団の正門前で集会を開き、海軍基地建設の白紙化と発破作業の中断を要求した。10人あまりは同日午後5時、救命胴衣やウェットスーツを着用し、工事現場の海岸に入るため、江汀浦に飛び込んだ。海上でデモを行ったデモ隊は、大半が外部から入ってきた運動団体のメンバーか個人で活動する運動家たちだという。

江汀村に、本格的に外部の運動団体が現地に集まったのは、昨年3月頃のことだという。彼らは、地元住民に海軍基地の不当さを宣伝し、次第に参加の輪を広げた。最初は距離を置いていた江汀村会も、彼らの支援を受け始めてから声を出すようになった。

警察によると、外部からの運動団体は、保守派団体から「北朝鮮寄り左派」と言われている「平和と統一ほ開く人たち(平統サ)」をはじめ「開拓者たち」「生命平和結社」の3団体だという。反戦運動をしている4人の外国人活動家も反対団体と連携して活動している。

江汀村に滞在しながら活動している活動家は、「平統サ」メンバー10人あまり、「開拓者たち」と「生命平和結社」がそれぞれ4〜6人だと、警察は把握している。最近の岩盤発破作業で海軍基地に注目が集まると、外部からさらに50人あまりが現地入りした。

これらの団体の他にも、所属が不明な10人あまりも反対運動に参加している。彼らは、メディアチームを作って、基地反対運動の内容をリアルタイムでソーシャルネットワーク(SNS)とインターネット・コミュニティに掲載している。

江汀村のある住民は、「外部団体のメンバーたちは、最初村に来たとき、基地が建設されれば村自体が無くなり、米軍の下手人となり、米軍相手の娼婦が量産されるという恐怖感を住民たちに植え付けた」と言い、「団体間の利害は異なるが、反対デモが必要な時は一丸となって結束している」と話した。

一方、済州道の西帰浦警察署は11日、海軍基地工事現場を取り囲んでいるフェンスを破って、無断で侵入したイ・ジョンウン牧師(52)、キム・ジョンスル牧師(55)、キム・ジョンウク神父(50)ら3人の聖職者に対し、財物損壊などの容疑で拘束令状を申請した。3人は9日午前10時頃、基地建設の工事現場西側の高さ6メートルのフェンスの下段を切断機で切り取って、工事現場の中へ侵入した容疑だ。

11日午後2時10分頃には、工事のため西帰浦安徳面(アンドクミョン)の和順(ファスン)港に停泊していた2万トン級バージー船(半潜水式の野外作業場)が陸上の方に向う途中、強風に流されて停泊していた漁船3隻に衝突し、ハンソン号(3.3トン)、クムソン号(5.2トン)の2隻が沈没する事故が発生した。



jy788@donga.com