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[社説]保守右派、分裂すれば選挙敗北は必至だ

[社説]保守右派、分裂すれば選挙敗北は必至だ

Posted February. 25, 2012 07:28,   

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昨年12月6日、民主労働党と国民参加党、新進歩統合連帯が合同して統合進歩党を作った。それから10日後には、民主党と親盧系(故盧武鉉大統領系)の市民統合党、そして一部の市民・社会団体と労働運動勢力が合同して民主統合党が発足した。進歩左派陣営の2系統のミニ統合である。彼らは、大統合を目指して政綱政策を調整しながら、4月の総選挙を控えて、選挙連帯を活発に進めている。昨年10月に進歩左派陣営がソウル市長補欠選で勝利したのも連帯の成果だった。「保守右派は腐敗で、進歩左派は分裂で亡びる」という話は、古い言葉になりそうだ。

無所属だった朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と金斗官(キム・ドゥグァン)慶尚南道(キョンサンナムド)知事が、連帯のために最近民主統合党に入党した。16人の広域自治体首長のうち、9人が民主党所属になった。政府、国会、地方のうち、地方権力が一番先に進歩左派の手の中に入ったのだ。反面、保守右派はセヌリ党と自由先進党に続き、最近、朴世逸(パク・セイル)氏の主導で結成された「国民の考え」にまで分化した。候補公認作業が進行中のセヌリ党の内部事情も複雑だ。事実上、朴槿恵(パク・グンヘ)党化し、李明博(イ・ミョンバク)政府の実力者もしくは親李系(李大統領系)と親朴系(朴槿恵氏系)の軋轢が深刻だ。

候補公認の結果次第では、今回の総選挙が保守右派候補同士の殴り合いになる可能性も排除できない。世論調査の結果だけを見ると、進歩左派の統合ではなく、民主党単独でもセヌリ党に勝てる情勢だ。ましては進歩左派が選挙連帯を実現し、保守右派は分裂する構図なら、保守右派の敗北は必至だ。3党合同や金大中(キム・デジュン)氏と金鍾泌(キム・ジョンピル)氏の連合から見るように、保守右派だろうが、進歩左派だろうが、単独では政権を勝ち取るのは難しいというのが過去の経験である。李会昌(イ・フェチャン)氏は保守右派の分裂を克服することができず、2度も大統領選で苦杯を飲んだ。

セヌリ党と自由先進党が総選挙での連帯を模索しているという。セヌリ党の朴槿恵非常対策委員長と国民の考えの朴世逸代表は23日、挨拶を兼ねて非公開に会見した。朴委員長は20日の放送記者クラブ討論会で、保守右派の総選挙での連帯に関連して「追求する価値や方向性が同じなら、いくらでも一緒にできるし、一緒にした方が望ましい」と話した。しかし、今のところでは、連帯が実現する可能性はそれほど高くなさそうだ。

保守右派が目先の利益にとらわれる姿勢を捨ててこそ、進歩左派に対抗して保守の価値を守るための大儀を立てることができる。セヌリ党の刷新を超えて、保守右派の連帯もしくは統合に成功するかどうかは、朴委員長の意志と腕にかかっている。