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北朝鮮、金正恩氏の動静報道で敬語使い始めた

北朝鮮、金正恩氏の動静報道で敬語使い始めた

Posted November. 05, 2010 07:57,   

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北朝鮮の公式メディアが金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者に指名された三男の金正恩(キム・ジョンウン)氏(写真)の動静を伝えながら、敬語を使い始めたと、共同通信や時事通信が3日、日本の北朝鮮のラジオやテレビの放送内容を伝えるラジオプレスの報道として転電した。

朝鮮中央テレビは先月27日、金総書記父子の動静を伝える記録映画を放映しながら、「郭伯雄・副主席は朝鮮労働党・中央軍事委員会の副委員長である金正恩同志様に贈り物をされた」と伝えた。この報道は、郭伯雄・中国共産党中央軍事委員会副主席が率いる中国軍事代表団が先月25日、金総書記父子に会ったことを伝えるなかで、金正恩氏の名前に後に「同志に」ではなく「同志様に」と敬語を使った。

また中央テレビと平壌(ピョンヤン)放送は先月29日の放送で、「(海外の)通信や新聞、放送は、朝鮮労働党・中央軍事委員会副委員長である金正恩同志様が群衆大会に(金総書記と)一緒に参加されたことについて報道しました」と、改めて敬語を使った。「群衆大会」は、先月25日に開催された朝鮮戦線参戦60周年記念群衆大会のことだ。

北朝鮮の公式メディアは、これまで故金日成(キム・イルソン)主席と、金主席の叔父である金亨権(キム・ヒョングォン)、金総書記の生母、金正淑(キム・ジョンスク)らに対して「様に」などの敬語を使ったが、金正恩氏に関しては「朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長の金正恩同志」の肩書きだけに止まっていた。



jkmas@donga.com