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「ジュラシックから宇宙旅行まで一目で」国立果川科学館が今月14日開館

「ジュラシックから宇宙旅行まで一目で」国立果川科学館が今月14日開館

Posted November. 10, 2008 08:25,   

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政府と京畿道(キョンギド)が総4500億ウォンを投じ、2年6ヵ月かけて完成した国立果川(クァチョン)科学館が14日、開館する。

京畿道果川市ソウル大公園前の24万3970平方メートルの敷地に、地下1階、地上3階、展示面積1万9127平方メートル規模の果川科学館は、自然史館、先端技術館、基礎科学館などの7つの常設展示館と1つの特別展示館、8つの実験実習室で構成されている。大田(テジョン)国立中央科学館の約3倍規模で、展示空間と規模の面では世界水準だ。

張基烈(チャン・ギヨル)館長は、「展示物をすべて観覧するには、優に2、3日はかかる。年間200万人以上の観覧客が訪れるようにする」と話した。

高さ4.5メートル、広さ92.46平方メートルの大きな部屋の天井の中央に、直径2メートルの大型の球がかかっている。部屋の電気を消すと、球は地球の模様に変わった。

「国立果川科学館自然史館にようこそお越しくださいました。これは、韓国初の宇宙飛行士・李ソヨン博士が宇宙から見た地球の姿です」

自然史館に設置された「生動する地球(SOS)」というこの展示品は、米国海洋大気庁(NOAA)地球システム研究所で開発したもので、米国以外の地域では、果川科学館に初めて設置された。

90度の角度で設置された4つのプロジェクターが、互いに異なる映像を球に投射し、全体の姿を映し出す。球は静止しているが、観覧客の目には、まるで自転しているように見える。

果川科学館の李ジョング自然史チーム長は、「6億年の間、大陸が移動した様子や海水面の温度、国家別の汚染物質俳出量など、3D立体イメージの最新資料の映像が約100種類ある。先端情報技術(IT)で、米国よりも早く最新資料をアップデートしている」と話した。

基礎科学館地震体験室では、モーション・シミュレーターに乗って、中国四川省の地震(マグニチュード7.9)より強い9.0規模の地震を体験することができる。インターネットで予約すれば、毎週火曜日午前に、南極の世宗(セジョン)基地隊員と映像電話で話ができる。

先端技術館には今年4月、李ソヨン博士が訪れた国際宇宙ステーション(ISS)の模型が展示されている。ここに入れば、実際に宇宙飛行士が使うトイレや寝袋、宇宙食などを見ることができる。

野外には直径25メートルのドーム型の国内最大規模のプラネタリウムと生態学習場、科学彫刻公園などがある。

科学館側は、「総685種類のテーマの展示物4203点をそろえた。全展示物の51.6%を観覧客が直接触って操作できる体験型にした」と説明した。

しかし、規模に比べて研究員が足りないという指摘も出ている。新しい展示物を企画したり展示物を観覧客に説明する研究員は、現在23人だ。

張館長は、「サービスが不十分であったり、2、3年後の展示物の入れ替えの時になれば、専門員を補充する予定だ」と語った。

観覧料は、20歳以下が2000ウォン、21才以上は4000ウォンで、年末までは無料。14日午後2時から一般に公開される。

問い合わせ:02—3677—1500、ホームページ:www.scientorium.go.kr



sohyung@donga.com