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分裂した韓国サッカー、金鎬坤・新協会専務「団結」強調

分裂した韓国サッカー、金鎬坤・新協会専務「団結」強調

Posted November. 12, 2005 08:49,   

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「サッカーをするように、懸命にやればできないことなんてないという気持ちです。」

金鎬坤(キム・ホゴン、54)大韓サッカー協会専務。金氏は、先月専務に選任されてからはスポーツ・ジムに通えなくなった。サッカー協会の国政監査後の事後処理や法人化推進、2006ドイツワールドカップ(W杯)本選に向けた数々の準備など重要な業務が山積しているためだ。

●「分裂したサッカー界、一致団結を」

サッカーは国民的な関心事であるだけに、サッカー行政にもファンの目が集中している。サッカー協会専務の名は、選手や監督に劣らずインターネット掲示板によく登場する。そのためか、サッカー協会専務は「鉄もへたばるポスト」と言われている。

サッカー界には、協会を牽制もしくは批判する各種の「在野団体」がある。金専務自身も内定者として下馬評に上がったとき「知っているのはサッカーのことだけで、専門テクノクラートとしてはイマイチ」との批判を受けた。これについては「サッカーに関する行政なので、まったく違う仕事をするわけではない」と返した。

金専務は、このような雰囲気のなかで「サッカー人の和合」を主要目標に立てた。長期的には、サッカー環境の改善をはかり、幼少年サッカーの活性化、軍でもサッカーを続けられるよう軍のサッカー大会創立などを進めると話した。

当面の最大の懸案はやはり2006ドイツW杯。金専務は、ディック・アドフォカート号に対する全面的な支援であわただしい。

●独W杯、45日間の招集練習

「来年1月15日頃から2月末までの45日間、招集練習を実施し、この期間に7回の国際Aマッチを準備しています。その後、来年2月20日頃に予定されているアジアンカップ予選に出るつもりです。」

金専務は、現在直面している2006ドイツW杯準備関係で各プロチームに選手招集への協力を要請しているが、これからは代表招集によるプロチームの被害を減らすよう努力するとも明らかにした。

金専務は、2002年W杯ベスト4神話から早く脱却しなければならないと話した。中国は豊富な人口に支えられ恐ろしい勢いで成長しているし、日本はサッカーインフラを体系的に構築して底辺を厚くしていることを強調しながら、「今は韓国が少し優位に立っているが、いつ追い越されてもおかしくないのが現状だ」と話した。

「サッカー人たちが一致団結して国民の声援に応えなければならない」と言う金専務。サッカーファンたちは、金氏の奉仕精神と危機意識が韓国サッカーのレベルを押し上げるエネルギーになるのか、注視している。



bluesky@donga.com