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W杯準決勝以後初の「世代交代リターンマッチ」

W杯準決勝以後初の「世代交代リターンマッチ」

Posted December. 17, 2004 23:26,   

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「若き選手たちの大衝突。」

19日午後7時、釜山(プサン)アシアード主競技場で行なわれる韓国とドイツのサッカー代表チームの評価戦は、世代交代の試験場だ。

2002韓日W杯「ベスト4神話」以後、搖れる韓国。同じく、その年のW杯以後、ギクシャクするドイツ。このため、韓国代表チームのヨハネス・ボンフレール監督(58)とドイツ代表チームのクリンスマン監督(40)は、代表チームの大革新と言う共通の課題を抱いている。

ボンフレール監督が今回の試合のため、海外派はチャ・ドゥリ(24・フランクフルト)と鉠宰榛(チョ・ジェジン、23、清水)のたった2人だけを含ませ、国内派の若い選手たちを中心としてチームを構成した理由がここにある。6月、ユーロ2004でたった1勝も収められずに敗退した「錆びた電車軍団」の新しい司令塔、クリンスマン監督も同じだ。

両チームの平均年齢が、韓国は24.3歳、ドイツは25.1歳。同日、国家代表間試合であるAマッチのデビュー戦のチャンスを得たニューフェースも4人で同じだ。30歳以上の選手が、韓国は崔真迵(チェ・ジンチョル、33)、李雲在(イ・ウンジェ、31)、李ミンソン(31)で、ドイツはオリバー・カーン(35)、 クリスティアン・ヴェルンス(32)、ベルント・シュナイダー(31)の3人であるのも、世代交代のための両監督の布石のためだ。

韓国の代表的な若い血は、「五輪代表チームの皇太子」だった鉠宰榛と金ドュヒョン(22)、金東進(キム・ドンジン、22)、曹秉局(チョ・ビョングク、23)。ドイツはケビン・クラニ(22)とルーカス・ポドルスキ(19)、フィリップ・ラーム(21)、アンドレアス・ヒンケル(22)が新風を起こす態勢だ。

特に、鉠宰榛とクラニの「キラー正面対決」がハイライトになる展望。鉠宰榛は先輩の安貞桓(アン・ジョンファン)と李東國(イ・ドングク)の陰から脱せられるチャンス。五輪チームでは、ゴールゲッターとしての面貌を誇示しながらアテネ五輪で史上初のベスト8入りの主役となったが、成人代表チームではこれといった活躍がなかった。それだけに、今回の試合では格別な覚悟で、ボンプレール監督の注目を受けようとしている。

欧州のパワーと南米の技術を併せ持ったクラニは、Aマッチ18試合に出場し9ゴールを成功した新人ストライカー。しかし、彼もミロスラフ・クローゼ(26)とゲラルト・アザモア(26)という特急ゴールゲッターの影に隠れて来ただけに、今回の試合が彼らを飛び越える良いチャンスであるわけだ。

モルディブ戦決勝ゴールの主人公である金ドュヒョンは、ドイツのスーパースター、ミヒャエル・バラック(28)との「司令官対決」で勝利し、主戦ポストを固めるとの覚悟だ。両チーム守備ラインの「新しい血」、曹秉局とヒンケルがどれぐらい安定したプレーを繰り広げるのかも関心事となっている。



梁鍾久 yjongk@donga.com