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具臺晟、初の「コリアンヤンキース」

Posted December. 09, 2004 23:27,   

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具臺晟(ク・デソン、35)がニューヨーク・ヤンキースの縞模様のユニホームを着ることになった。

具臺晟のエージェントのダグラス・チョ(チョ・ドンユン)氏は9日、本紙との電話インタビューで、「ニューヨーク・ヤンキースと入団に原則合意した。契約条件と金額に対してはまだ具体的に話せないが、まもなく公式発表する」と述べた。契約金額は2年で300万ドルぐらい(約30億ウォン)と推測されている。

朴ジョンピル顧問弁護士と一緒に交渉に出たチョ氏は、8日に続いて9日、ヤンキースのスプリングキャンプ地のフロリダ州タンパでヤンキースのマーク・ニューマン副社長、ジョン・コックス極東担当スカウトと2時間の協議の末、合意を見い出した。

しかし、具臺晟側が提示した一つの条件に対しては、ヤンキースが追って受け入れの可否を通知するとして、公式発表は見合わせられた。チョ氏は、「我々が示した条件を受け入れるかどうかと関係なく、入団に合意しており、具臺晟本人も契約条件と金額に『とても満足している』という反応を示した」と述べた。

これで具臺晟は歴代韓国選手の中で初めて、ワールドシリーズ優勝26回に輝く大リーグ最高の名門チーム、ニューヨーク・ヤンキース・マンとして再誕生したことになる。また、引退した李尚勲(イ・サンフン)に続いて二人目の、韓国と日本、米国の3カ国のプロ野球をすべて経験する選手になる。

エージェントのチョ氏によれば、ニューヨーク・ヤンキースが具臺晟に目をつけたのは、00年シドニー五輪の時。当時、スカウトのコックス氏は具臺晟の活躍に惚れたとされる。具臺晟はプロ選手が中心の日本との予選試合で、6イニング3失点、3、4位戦争いでは5安打1失点の完投で日本の打者を制した。

日本プロ野球に進出した後、具臺晟は通算成績24勝34敗、今年5勝利10敗、防御率4.39に止まったが、ヤンキースは彼が球を背中の後ろに隠して投げるスタイルなので、「左手打者攻略」に効果的な投手という評価を下した。チョ氏は、「ヤンキースはボストンのデヴィド・オルティスら左打者をうまく処理してくれることを期待している」と伝えた。

左腕のブルペン陣が弱いヤンキースは今回、ニューヨーク・メッツのベテラン左腕マイク・スタントンを迎え入れるなど、左腕投手の補強に力を注いでいる。日本で先発だった具臺晟は、米国では中継ぎとしてプレーする見通し。具臺晟は今年、日本のオリックス・ブルーウエーブで年俸1億1000万円(約11億ウォン)をもらった。



金東洙 ssoo@donga.com