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「鋭くスウィートなメロディー」 ソ・テジが7枚目アルバム発表

「鋭くスウィートなメロディー」 ソ・テジが7枚目アルバム発表

Posted January. 29, 2004 23:31,   

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「ソ・テジワアイドゥル(ソ・テジと仲間たち)」の4枚のアルバムで、大衆音楽の象徴的存在となったソ・テジ。しかし、彼が1998年と2000年に発表したソロ・アルバムでは、「音楽」のために「大衆」はある程度は犠牲にしているかのように見えた。

しかし、27日発表された7枚目のアルバム『イシュー(Issue)』で、彼はこの2つを和解させようとした。ソ・テジは最近の記者懇談会でこのアルバムのスタイルを「感性コア」だと説明した。以前は強烈なハードコア・サウンドに集中したが、今回は大衆的なメロディーに主眼をおいたという。彼は変化の理由をただ「常に新しいことをやりたがるからだ」とし、「人気やアルバム販売に気を使わなくなってもう長い」と語った。

12曲の収録曲のなかで短い演奏曲を除いた「歌」は7曲だけ。

ソ・テジは、今回のアルバムを総括するメッセジーをこめた歌として『ロボット』をあげた。「私が今でもよちよち歩きを愛しているのは、失われた私の過去へのコンプレックスなのか」といった詩の内容は、幼年期の思い出と純粋な心への懐かしさを表現している。

ロック・サウンドは依然強烈だが、音楽産業を批判した『f.m business』を除いて、全ての曲が長調であるため、軽快で統一されたイメージを与える。実際、多くの歌が同じ4つのコードに対する変奏曲のように作曲されている。その代わり、子供のころの友達を懐かしむ『10月4日』ではアコースティック・ギターで、世の荒波に負けてしまった自分を母親に告白する『0(Zero)』ではオーケストラサウンドで変化を図った。

批判精神もまだ生きている。

タイトル曲の『ライブワイア(Live Wire)』では「私の自由、私のマイクに勝手な判断で制裁を加えるのはいったい誰だ」と抑圧を否定している。28日、MBCで放送不可判定を受けた『 ビクチム(Victim)』は女性差別の不当さを歌っている。『性暴行(sexual assault)』という言葉を軽快なメロディーで表現したため、かえってぞっとする。

ソ・テジの新アルバムに対する大衆の関心は依然高い。アルバム企画会社のイェダン・エンターテインメントは「最初発売分の40万枚は全部売れた」とし、今後の販売も楽観している。

一方、ソ・テジは29日午後7時半、ソウルのオリンピック体操競技場で米国のハードコアバンド「コーン」、「フィア・ファクトリー 」と合同公演を行った。彼は「『コーン』はメタリカ以来、私に一番新鮮な衝撃を与えたバンドで、『フェア・ファクトリー』の過激なボーカルとドラムも好きだ」と語った。2月1、3日は同じ場所で午後5時、自分が見つけた国内バンドの「ネル」と「ピア」とともに公演を行う。

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kathycho@donga.com