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多島海海上公園の4島にゴミ埋立地建設へ

Posted December. 26, 2002 22:38,   

環境部が、全羅南道(チョルラナムド)と麗水(ヨス)市の要請を受けて、莞島郡(ワンドグン)の甫吉(ポギル)島など多島海(タドヘ)海上国立公園内の4島に、ゴミ埋立地の建設計画を進めていることで、賛否両論が激突している。

環境部は、莞島郡の甫吉島、小安(ソアン)島、青山(チョンサン)島の3島に2100㎡(約630坪)規模を、全羅南道麗水市の金烏(クムオ)島に3000㎡(約900坪)規模のゴミ埋立地を、来年中に建設する予定だと26日明らかにした。

環境部は、全羅南道と麗水市が今年7月に埋立地建設を要請してきたことを受けて、10月末に公園委員会を開き、多島海海上国立公園の施設計画を変更して埋立地建設を承認しており、近く告示する予定だ。環境部はまた、埋立地建設費用として莞島郡に18億2000万ウォン、麗水市に15億ウォンの国庫を支援することにした。

これら4島の埋立地には、1時間で150kgのゴミを焼却できる小型焼却場が建設される予定だ。埋立地には、焼却場で排出される灰を主に処理し、全体ゴミの20%に当たる焼却不能のゴミも埋め立てることになる。

これについて莞島郡庁と住民たちは、増える一方の生活ゴミと観光客たちによって発生するゴミの処理が可能になったとして、おおむね歓迎する雰囲気だ。

莞島郡庁環境保護課の許在哲(ホ・ジェチョル)課長は「地域住民が、近隣のクムイル島とノファ島に、すでに設置された集じん施設などを備えている埋立地を見学してから、建設に同意してくれた。埋立地を作らなければ、ゴミの処理がさらに難しくなる」と述べた。

許課長は「これまで、これらの島はゴミを内陸に運んで処理してきたが、費用が高くかかるため経済的な負担が大きい上、気象などの要因でゴミが適時に処理されず、住宅近辺や浜辺などに無断で放置されたりしていた」と付け加えた。

しかし、環境正義市民連帯の呉成圭(オ・ソンギュ)政策室長は「絶対的な保全価値がある国立公園に、いろいろな理由で埋立地などの施設が建設されるようになると、国立公園がき損される恐れが大きい。埋立地を維持し、運営できる自治体の管理能力も裏付されなければならない」と指摘した。



異鎭 leej@donga.com