Go to contents

金正恩氏が父金正日氏6周忌に一人で参拝、先代と同レベルをアピール

金正恩氏が父金正日氏6周忌に一人で参拝、先代と同レベルをアピール

Posted December. 19, 2017 08:56,   

Updated December. 19, 2017 09:28

한국어

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の命日に一人で参拝する姿が初めて公開された。執権6年を迎え、「核武力の完成」を宣言した金委員長が、今は先代と同列に立ったと宣伝する意図がうかがえる。金委員長が金総書記6周忌の17日、故金日成(キム・イルソン)主席と金総書記の遺体が安置された錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪れたと、労働新聞が18日付で報じた。前日に崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長ら幹部の参拝だけが伝えられ、「金委員長は行かないのでは」という観測も流れた。しかし、後に金委員長の参拝が伝えられ、注目を集めた。

労働新聞1面には2枚の写真が掲載された。広い室内に金委員長が一人、直立姿勢で正面を凝視していた。以前とは違って、参拝して頭を下げる写真はなかった。金主席と金総書記の銅像の写真もあった。その下には「金正恩」と名前のついた造花が置かれた。「金日成、金正日、金正恩」3人を一列に並べて強調したのだ。

これは、以前の金総書記の命日の報道とは大いに異なる。金委員長は1~3周忌の時は、夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏や幹部数十人と参拝した。2周忌の時は、李氏のスカートスーツが話題になった。

金委員長は、4、5周忌では幹部だけ同行して参拝した。しかし今回は、幹部を連れず一人だけだ。ある政府消息筋は、「核武力の完成」を宣言した金委員長が、今は祖父、父と同列という自信を表わしたようだ」と話した。労働新聞は、「(金委員長が)金正日同志が生前の姿のままの永生ホールを訪れ、崇高な敬意を表した」とし、「革命戦士らしく粘り強く戦い抜く厳粛な誓いをした」と伝えた。



黃仁贊 hic@donga.com