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平昌PR映像制作のイム・ヨングァン氏「まだ平昌と平壌を区別できない米国人が多い」

平昌PR映像制作のイム・ヨングァン氏「まだ平昌と平壌を区別できない米国人が多い」

Posted December. 12, 2017 09:41,   

Updated December. 12, 2017 09:42

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「五輪が差し迫っているのだが、未だに平昌(PyeongChang)と平壌(Pyeongyang)を区別できない米国人が多いんです。韓国を知らせ、江原道(カンウォンド)を知らせることで平昌を知ってもらえる機会だと考えたんです」

話したいことは山ほどある様子だった。11日、ソウル鍾路(チョンノ)区の東亜メディアセンターでインタビューに応じた米国CBSのシニアPD、イム・ヨングァンさん(米国名はヤング・リム=33)は、「CBSに」ドバイはもちろんのこと、ひどくは台湾さえも紹介映像があるのに、韓国の映像はなかったんです。五輪を控えて、韓国を世界に知らせるため、「ディス・イズ・カンウォン」(This is Gangwon)を作ることにした」と説明した。

先月から今月20日までCBSの電波に乗っている「ディス・イズ・カンウォン」は、平昌冬季五輪を控えた江原道を宣伝するPR映像だ。江原道庁と在外同胞財団などの支援で制作した映像は、湯チューブで見ることができる。2、3分ほどの6本映像は、それぞれ△アルペンシア、△雪岳山(ソラクサン)、△旌善(チョンソン)5日市、△大関嶺(テグァルリョン)羊牧場、△魯鄒(ノチュ)山母情塔、△静江園(チョンガンウォン=韓国伝統料理文化体験館)を紹介している。

韓国人の父と在日の母との間で生まれ、主に日本と米国で育ったイム氏にとって「ディスイズ・カンウォン」の制作は大きな挑戦だった。韓国では子供のとき3年余りを暮らしたイム氏は事前の資料調査だけで6ヵ月近くをかけた。撮影のために入国した10月には、黄金連休で道路で立ち往生し、想定外の難関に

イム氏が映像の中で五輪施設より江原道の良さを伝えるのに重点を置いた理由がある。イム氏は、「撮影のために韓国に行こうとしたら、周辺から『そんなに危ないところに行っても良いのか』と言われるほどだった。米国の人々にとって北朝鮮核問題は敏感なんです。単に五輪施設を見せるよりは、平昌が平和な五輪を開催できる場所であることを見せたかった」と話した。米国に養子縁組された母を持つ俳優ダニエル・ヘニーをナレーションに参加させた。



姜泓求 windup@donga.com