Go to contents

欧州リーグに最多選手を輸出するブラジル、10月現在469人が活躍

欧州リーグに最多選手を輸出するブラジル、10月現在469人が活躍

Posted December. 01, 2016 08:55,   

Updated December. 01, 2016 08:57

한국어
世界サッカー市場の中心、欧州リーグに最も多くの選手を「輸出」した国はブラジルであることが調査で明らかになった。

スイスの国際スポーツ研究センター(CIES)が最近発表した調査結果によると、欧州各国の31の1部リーグに最も多くの選手を送り込んだ国はブラジルで計469人(10月基準)だった。2位はフランス(312人)、3位はスペイン(201人)だった。今回の調査は、「選手輸出」の観点から、自国リーグでプレーする選手は集計に入れなかった。このため、世界最高のリーグと評価されているプレミアリーグ(EPL)を運営するイングランドは10位以内に入らなかった。

アジアサッカー連盟所属では豪州(33人=36位)と日本(27人=41位)が上位50位に入った。韓国は順位に入らなかった。欧州の5大リーグに範囲を狭めれば、ブラジル出身は114人でフランス(116人)に次いで2番目に多かった。欧州5大リーグはEPLとスペインのリーガ・エスパニョーラ、ドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリエA、フランスのリーグ1。

欧州各国の1部リーグにブラジル出身選手が多いのは、「サッカーの国」ブラジルにサッカー選手が溢れかえるほど多い上、ブラジルリーグの環境が劣悪だからだ。ブラジルはサッカー協会に登録された選手だけでも200万人を超える。登録していない選手まで入れれば人口の5%を超える1300万ほどと試算される。ブラジルには2万以上のクラブがある。しかし、選手が受け取る賃金は極めて安い。今年初め、ブラジル・サッカー協会が選手2万8000人を調べたところによると、月収が100レアル(約34万ウォン)に及ばない選手が80%を超えたという。

同じような理由から、国内のKリーグでもブラジル出身が大勢活躍している。Kリーグクラシック(1部リーグ)には2016年のエントリ登録を基準に外国人選手全体(49人)の半数近い23人がブラジル出身だ。欧州の主要リーグの年俸水準には大きく及ばないが、Kリーグクラシックのクラブで活躍する外国人選手の待遇も悪くない水準だ。Kリーグの外国人選手のうち最高額年俸者である全北(チョンブク)のレオナルド(ブラジル)の年俸は12億9600万ウォン(2015年基準)だ。水原(スウォン)のサントス(ブラジル)の年俸額は7億3000万ウォン。

崔康煕(チェ・ガンヒ)全北監督は、「各クラブはブラジル選手が欧州出身の選手より年俸に比べて能力が高いので好んでいる。またブラジル選手は他の国に比べて治安が良く、賃金の未払いが生じることがほとんどない韓国リーグを好んでいる方だ」と話した。

一方、欧州の31の1部リーグのうち出場時間の占有率を基準に外国人選手の割合が最も高いのはキプロス(78.9%)だった。イングランド(62.4%)は4位、イタリア(57.7%)は5位、ドイツ(49.2%)は9位、スペイン(41.1%)は11位だった。



李宗錫 wing@donga.com · 鄭允喆 trigger@donga.com