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米イージス艦2隻、韓半島沖で対潜演習

Posted May. 19, 2016 08:00,   

Updated May. 19, 2016 08:15

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米海軍のイージス駆逐艦2隻と韓国海軍が19~24日、韓半島沖で北朝鮮の様々な挑発を想定した合同海上演習を実施することが17日分かった。北朝鮮の5回目の核実験とミサイル挑発に対する警告メッセージになるものとみられる。

在韓米軍消息筋によると、米海軍イージス艦「ディケイド」(DDG=73・8880トン)と「モンセン」(DDG=92・9300トン)が19日から南海(ナムへ)と西海(ソヘ)上で、韓国海軍の駆逐艦や対潜ヘリなどと共に対艦、対潜演習を行う。米海軍の西太平洋前進配備船団所属のこれらのイージス艦には、スカッドやノドン、ムスダンなど北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃できるSM-3ミサイルをはじめ数千キロ先の標的を攻撃できるクルーズミサイル、魚雷、艦砲などが搭載されている。

特に、ディケイドは2013年、西太平洋のマーシャル諸島沖で北朝鮮のミサイル「ムスダン」を想定した中距離ミサイルを高高度防衛ミサイル(THAAD)で迎撃する実験発射に成功し、注目を集めた。韓米海軍は今回の演習で、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の奇襲発射の際、探知・識別する演習も行うという。在韓米軍の関係者は、「今回の演習は、韓米海軍の連合作戦能力を高め、韓半島防衛と域内の平和と安定を保つための純粋な防衛的性格の演習だ」と話した。

一方、韓国と米国、日本のイージス艦は6月末、ハワイ島沖で初めて北朝鮮弾道ミサイル防衛の合同演習を実施する。米国が北朝鮮ミサイルと想定した航空機を飛ばせば、3国のイージス艦が探知・追跡して飛行軌道を捉え、関連情報を共有する方式で行われる。