トランプ氏、「裕福な韓国、在韓米軍駐留経費、もっと負担しなければ」

トランプ米大統領が、在韓米軍駐留経費問題と関連して、再び韓国を「裕福な国」と言及し、負担増額を迫った。昨年末に在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定の期限が過ぎ、ワシントンで１４日に開かれる今年最初の交渉の前に出た発言なので、注目される。

トランプ氏は１０日（現地時間）、ＦＯＸニュースとのインタビューで、中東地域内の米軍駐留をめぐる問題に言及していた時、突然、韓国との交渉について取り上げた。トランプ氏は、中東への兵士の追加派遣問題について問われると、サウジアラビアへの派遣および駐留経費に触れ、「私たちはサウジのような国は助けるが、裕福な国は金を出さなければならない」と強調した。

さらに、「韓国は私たちに５億ドル（約５８００億ウォン）を払った」とし、「私は韓国に『あなたたちを北朝鮮から守るために韓国に３万２千人の兵士を駐留させているので、その経費を出さなければならない』と言い、彼らが５億ドルを出した」と主張した。韓国が昨年２月に合意した在韓米軍駐留経費の負担は、前年度（９６０２億ウォン）より７８７億ウォン（８.２％）増額の１兆３８９億ウォンで、５億ドルとは大きな差がある。トランプ氏は昨年２月に初めて「５億ドル」に言及し、根拠のない数値と明らかになったにもかかわらず、同じ発言を繰り返している。在韓米軍の規模（２万８５００人）も昨年言及した誤った数値を繰り返した。

トランプ氏は、「韓国は皆さんのテレビを作り、それを私たちから奪ってしまった。彼らは船舶を建造する。彼らは多くのものを建設してきた」とも話した。韓国の電子企業や船舶、建設会社が米企業の市場シェアを侵食したという意味のようだ。トランプ氏は、「彼ら（韓国）は、私たちにもっと多くを払う予定だ」と付け加えた。


ワシントン＝イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com