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与党「6日間」、韓国党「30日間」…臨時会期間巡り衝突

与党「6日間」、韓国党「30日間」…臨時会期間巡り衝突

Posted December. 14, 2019 08:13,   

Updated December. 14, 2019 08:13

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選挙法改正案などファストトラック(迅速処理案件)指定法案が国会本会議に上程された13日、与党「共に民主党」と最大野党「自由韓国党」は、本会議の開催など公式議事日程は合意しながら、フィリバスター(無制限討論)をめぐって神経戦を繰り広げており、政局が予測不能だ。また別のトラックでは、「4+1協議体」が利害関係を反映した修正案を本会議に上程するために駆け引きを夜遅くまで続けた。

●与野党「選挙法上程」など本会議の開催は合意

13日朝から与野党代表が強硬発言をし、戦雲が漂った。「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は、党拡大幹部会議で、「自由韓国党は対策がある政党ではないようだ」とし、「交渉自体を拒否する時は、多数決で議会の意思決定を確定することが原則であり、もう終えなければならない時になった」とし、ファストトラック案件の上程を示唆した。一方、自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表はフェイスブックに、「問題解決の方法が闘争しかないという事実はあまりにも悲しい。大統領府外『4+1』が乱雑な勢力と戦わなければならない」と投稿し、14日の光化門(クァンファムン)集会を予告して対抗した。

院内過半数を超える「共に民主党」、「正しい未来党」の一部、正義党、民主平和党および代案新党で構成された「4+1協議体」が13日に本会議開催の日程を予告した状況なので、特別な対応手段がない自由韓国党も本会議の開催を通じて「リング」内での対戦を準備していた。このため、選挙法などの上程手続きは同日午前、文喜相(ムン・ヒサン)議長と与野党交渉団体代表の会合で意見の相違なく確定した。10日、与野党の衝突の中、予算案が通過したが、予算付随法案や民生法案などは処理されなかったので、まずこれを処理し、選挙法や高位公職者犯罪捜査処設置法(高捜処法)、検警捜査権調整関連法案は最後に処理することで合意した。この会合で、自由韓国党は民生法案や予算付随法案などに対しては無制限討論をせず、議事進行妨害策として発議した予算付随法案に対する「大量の修正案」も撤回した。

会合が終わった後、自由韓国党の沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表は、「自由韓国党は選挙法改正案をめぐってフィリバスターに入るほかない」と強調したし、「共に民主党」の李仁栄(イ・インヨン)院内代表は、「フィリバスターが始まれば、『共に民主党』も討論に積極的に臨み、何が改革で反改革なのか明確に訴える」と述べた。

●自由韓国党「会議決定の件」奇襲フィリバスター

 

しかし、本会議が開会する直前、自由韓国党は本会議の最初の案件である「会期決定の件」から突然、無制限討論を申請し、本格的な与野党衝突が始まった。「共に民主党」は11日に招集された臨時国会の会期を16日まで開催する会期決定案件を提出し、自由韓国党は「通常どおり30日間の臨時国会を開催しなければならないと」と反対していた。

 

「共に民主党」の李院内代表は、「これでは午前になぜ合意したのか」とし、「会期決定の件をフィリバスターするなら、『無限回帰』になる」と反発した。自由韓国党の沈院内代表は、「(民生法案などに対してだけしないと言ったのであって、)会期決定の件に対してフィリバスターをしないと言ったことはない」と対抗した。文議長は本会議の日程を延期し、与野党院内代表を呼び、会期決定の問題について話し合った。自由韓国党はまた、フィリバスターの申請が受け入れられないことに備えて、会期決定の案件に対する無記名投票を求める内容の投票方法変更要請書も提出した。

同日、本会議に上程された216個の案件のうち、公職選挙法改正案と高捜処法は210番目に議事日程が組まれた。一般法案などが処理された後、自由韓国党と正しい未来党の非主力派「変化と革新」の所属議員の無制限討論、「共に民主党」の応戦討論が始まれば、週末も昼夜を問わず国会本会議場で発言が続く見通しだ。


姜聲煇 yolo@donga.com