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同い年の注目のFAアン・チホンとオ・ジファンの去就は?

同い年の注目のFAアン・チホンとオ・ジファンの去就は?

Posted November. 23, 2019 09:42,   

Updated November. 23, 2019 09:42

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「高校野球の黄金世代」の中核メンバーだった1990年生まれの同年のアン・チホン(KIA)とオ・ジファン(LG)は、来年にどのユニフォームをきるのだろうか。

最近並んで自由契約選手(FA)資格を得た二人は、高校時代にイ・ハクジュやキム・サンス(以上三星)、ホ・ギョンマン(斗山)とともに「90年生まれの5大内野手」として名を馳せた。メジャーリーグに挑戦したイ・ハクジュを除いた4人は、高校3年だった2008年に、カナダのエドモントンで開催された世界ジュニア野球選手権で韓国の5度目の優勝をけん引した。

11年が過ぎた今、アン・チホンとオ・ジファンはKBOリーグを代表する「センターライン内野手(二塁手と遊撃手)」に位置付けられている。29歳の若さに加え、二人とも大きな負傷もない。今後もしばらくは現在の技量を期待できるため、各球団が大きな関心を寄せている。

KIAの主力二塁手アン・チホンは、通算打率は歴代二塁手の中では4位(.300)、長打率は3位(.441)と打撃では高い能力を示している。今年も3割台の打率(.315)を維持し「攻撃的二塁手」の能力を見せつけた。

LGの不動の遊撃手オ・ジファンは今年打率.252で昨年(.278)よりは振るわなかったが、守備能力は相変わらずリーグ最高レベルとの評価を受けている。今年、オ・ジファンは遊撃手の中で2番目に多いイニング(1101イニング)をこなし、3番目に高い守備立(.981)を記録した。今年は9本だったが二桁の本塁打を期待できる長打力も魅力的だ。2016年には広い蚕室(チャムシル)球場を本拠地とする遊撃手の中で初めて20本塁打を記録した。オ・ジファンは、通算WAR(そのポジションの代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを表す指標)が34.47で歴代遊撃手のうち5位だ。代替可能な選手と比べて34勝を上積みしたと言う意味だ。

二人ともフランチャイズスター選手という象徴性があるため、元所属チームのKIAとLGは引き止める計画だ。だが、内野が弱い球団には、逃したくない要員であるため、移籍の可能性も十分ある。

アン・チホンはKIAと何度も交渉を行ったが、見解の差が大きいという。1年前なら100億ウォン台の大型契約説が流れてもおかしくないが、変わった公認ボールの影響で2017年に21本、2018年に23本だった本塁打が今年は5本に過ぎなかった。長打力と得点圏打率が低いのが足を引っ張っている格好だ。

オ・ジファンもLGと3回交渉したが、まだ合意には至っていない。球団は通常の4年契約を示したが、オ・ジファン側は6年契約を希望している。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com