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フィギュア―の劉永、ユース五輪で韓国初の金メダル

フィギュア―の劉永、ユース五輪で韓国初の金メダル

Posted January. 15, 2020 08:33,   

Updated January. 15, 2020 08:33

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第二の金妍児(キム・ヨナ)ではなく、第一の劉永(ユ・ヨン=16、果川中)だった。

ブルーのドレスを着て姿を現した劉永は、映画「エビータ」のオリジナルサウンドトラック(OST)に合わせて演技を始めた。14日、スイス・ローザンヌのスケーティングアリーナリンクで行われたユース五輪のフィギュアスケート女子シングル・フリーで劉永が最初のジャンプを跳んだのは、演技開始から30秒が経った時だった。左足でジャンプした劉永は3回半を回った後、右足で着地した。トリプルアクセルだった。

トリプルアクセルは、「フィギュア女王」金妍児(30)も完璧にこなせなかった高難度ジャンプだ。まだ世界舞台で、この技術を完璧にこなした女子選手は11人しかいない。その11人目が、まさに劉永なのだ。劉永は昨年10月、2019スケート・カナダのショートプログラムで韓国人女子選手では初めてトリプルアクセルに成功した。

劉永は、その後、トリプルルッツ、トリプルトゥーループのコンビネーションジャンプとトリプルループを相次いで見事に跳びながら演技を続けた。この日、最後の演技者として出た劉永は、3分40秒間、計8回のジャンプを跳びながら技術点(TES)73.11点、芸術点(PCS)67.38点で計140.49点を獲得した。

それまで1位だったクセニア・シニチナ(16=ロシア)が受けた128.26点より12.23点も高い点数だった。二日前に開かれたSPでも73.51点で1位になった劉永は合計214.00点でシニチナ(200.03)を13.97点差で制して金メダルを獲得した。韓国フィギュア選手がユース五輪で金メダルを獲得したのは初めて。ユース五輪は世界各国から14~18歳の選手が参加し、メダルを争う。2010年から2年置きに夏季大会と冬季大会が交互に開催されるが、今回のローザンヌ大会は冬季大会では3回目だ。


黃奎引 kini@donga.com