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R・マドリードとバルサ、ネイマール獲得巡り場外エル・クラシコ展開

R・マドリードとバルサ、ネイマール獲得巡り場外エル・クラシコ展開

Posted August. 15, 2019 07:33,   

Updated August. 15, 2019 07:33

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スぺインリーグの名門、レアル・マドリードとFCバルセロナが競技場の外で「エル・クラシコ」を繰り広げている。100年以上にわたって一寸の譲歩もない「ダービー」を繰り広げている最大のライバルがフランスリーグのパリ・サンジェルマン(PSG)を退団したいと宣言したネイマール(27)を獲得するため、自尊心をかけた争奪戦を展開している。

R・マドリードは、イングランド・プレミアリーグ(EPL)のマンチェスター・ユナイテッドからポール・ポグバを獲得しようとしたが、EPL市場の締め切りまで実現しなかった。R・マドリードは、その資金をネイマールに投資しようとしている。英紙ザ・サンは13日、「R・マドリードがポグバの争奪戦から手を引く代わりに、ネイマール獲得の可能性を高めている」と報じた。同紙は、R・マドリードが1億782万ユーロ(約1475億ウォン)の移籍金に加えて、MFイスコ(27)とDFマルセル・ヴィエイラ(31)を送るとPSGにオファーしたと報じた。また、R・マドリードがネイマールに約75万4700ユーロ(約10億3250万ウォン)の週給を支払う用意があるとも伝えた。PSGは、この提案に前向きな反応を示しているという。

2013年から4年間、ネイマールを擁していたバルサは、これまでは別段興味を示さなかったが、R・マドリードが争奪戦に飛び込むと突然気が変わった。「少なくとも宿敵R・マドリードに渡されるのは止めるべきだ」という判断があっての動きなのだ。スペイン紙「マルカ」は同日、「リオネル・メッシがネイマールに直接電話をかけて『レアルに行かないで、バルサに戻りなさい』と説得した」と伝えた。メッシとネイマールは普段、競技場の外でも随時連絡しながら関係を保っている仲だ。

バルサはネイマール獲得に大金を使わないだろう、との見方もある。PSGはネイマールの移籍金として2億2000万ユーロ(約3012億ウォン)を提示しているという。バルサがMFフィリペ・コウチーニョ(27)を一緒に譲渡する条件で移籍金を1億ユーロ台に下げるのに成功したが、それでも数千万ユーロの格差は狭まらない。ラ・リーガの移籍市場は来月2日に終了する。

一方、PSGのトーマス・トゥヘル監督は、ネイマールの移籍を巡る動きにため息を吐いた。トゥヘル監督は12日、フランス・パリにあるパルク・デ・フランスで行われたニーム・オリンピック戦を終えた後の記者会見で、「キリアン・ムバッペがネイマールを肩代わりするのではなく、二人が一緒にプレーするのがベストだ」と言い、「ネイマールはスペースを作る能力とスピード面で最高の選手だ。我々はネイマールの不在を克服するための方法を見つけなければならない」と話した。


李沅柱 takeoff@donga.com