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三星電子、半導体低迷にも「人為的減産はしない」

三星電子、半導体低迷にも「人為的減産はしない」

Posted August. 01, 2019 09:35,   

Updated August. 01, 2019 09:35

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三星(サムスン)電子半導体部門の今年第2四半期(4〜6月)の営業利益が、前年同期比70.7%まで下落した。三星電子は人為的減産はしないと明らかにした。

三星電子は31日、第2四半期の半導体部門の営業利益は3兆4000億ウォンだと公示した。半導体事業の四半期の営業利益が4兆ウォンを下回ったのは、2016年第3四半期(3兆3700億ウォン)以降初めてのことだ。昨年の同じ期間(11兆6100億ウォン)に比べれば、8兆ウォン以上減少した。半導体事業の低迷のために、三星電子の第2四半期の総売上は56兆1300億ウォン、営業利益は6兆6000億ウォンで、昨年同期に比べてそれぞれ4%と55.6%ずつ減少した。

三星電子の半導体事業の低迷は、Dラムなどの主要メモリ半導体の価格下落が続いたからだ。同日、市場調査会社Dラムエクスチェンジによると、7月末のPC用DDR4・8Gb(ギガビット)Dラムの平均固定価格は2.94ドルで、2016年6月末以来、初めて3ドルを下回った。業況不振で、SKハイニックスと米マイクロンなどは、供給量調整のために減算カードを取り出した状態だ。

しかし、三星電子は減算よりDラム1yナノ工程切り替えなどで技術競争力を高めて、危機を克服することにした。全世原(チョン・セウォン)三星電子DS部門(メモリ)副社長は、同日のカンファレンスコールで、「人為的なウェハ投入の減少は検討していない」と強調した。さらに、日本の輸出規制について、「日本の措置は、素材の輸出禁止ではないが、新しい許可手続を巡る負担がある。今後の方向性に不確実性があるので、(影響を)計りづらいのが現状だ」と語った。また、「日本の措置による影響を最小限に抑えるため、さまざまな対策を講じている」と付け加えた。

スマートフォンなどの情報技術(IT)・モバイル部門は、「ギャラクシーS10」の販売減少と市場競争の激化により、営業利益が前年同期比41.6%減少した。消費者家電部門は、プレミアムテレビの販売が伸びたことで、前期比の売上高は伸びたものの、営業利益は小幅減少した。第1四半期に、2016年第1四半期以降初めて赤字に転じたディスプレイ部門は、黒字転換に成功した。


許桐準 hungry@donga.com