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プロ野球中位以下チームの捕手事情に明暗くっきり

プロ野球中位以下チームの捕手事情に明暗くっきり

Posted May. 08, 2019 09:38,   

Updated May. 08, 2019 09:38

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「グラウンドの指揮官」捕手を巡り、中位以下チームの明暗がくっきりと分かれている。主力級捕手が2人もいるチームがいれば、正捕手も使えなくなったチームもいる。

捕手問題で最も幸せなのはキウムだ。三星(サムスン)から獲得したベテラン捕手イ・ジヨン(33)が一人前の仕事を全うしている中、先月9日からはパク・ドンウォン(29)まで合流した。パク・ドンウォンは昨年、性犯罪疑惑が浮かび上がり、試合に出れなかったが、裁判で無罪判決を言い渡されてチームに復帰した。

パク・ドンウォンの復帰後、チャン・ジョンソク監督はパク・ドンウォンをチェ・テウォンとアン・ウジン専従バッテリーとして使い始めた。イ・ジヨンはエリック・ヨキシとジェイク・ブリガム、イ・スンホとペアを組む。野球で体力の消耗が最も激しいとされる捕手の体力的な負担の軽減を図るとともに、専従投手を徹底的に把握して対応できるというメリットもある。チェ・ウォンテは最近、パク・ドンウォンについて「ボールを投げる途中、おかしいと思ったらすぐ来て問題点を指摘するほど(自分について)良く知っている」と話した。

両捕手は攻撃でも大活躍し、チームの好調をけん引している。パク・ドンウォンは6日までに20試合に出場し、51回打席に立って21安打を放った。シーズン平均打率が.438で自身の通算打率(.259)より2割近く高い。イ・ジヨンも打率.326を記録して大活躍中だ。最近、驚異的な打撃感覚を発揮している朴炳鎬(パク・ビョンホ)の猛打に両捕手の援護射撃まで加わり、キウムは最近8カード連続の勝ち越しを決め、順位を最大限に上げる準備をしている。

一方、リリーフ陣の激しい不調に苦しんでいるロッテは、一人だけだった正捕手キム・ジュンテ(25)を2軍に送った。チーム内最低打率の.167を記録するほど打撃が振るわず、ヤン・サンムン監督が決断したのだ。だからと言ってキム・ジュンテのバックアップ捕手のアン・ジュンヨルやナ・ジョンドクの成績が良いわけでもない。アン・ジュンヨルの打率は.200で、ナ・ジョンドクは.200に止まっている。いずれもチームの平均打率(.259)大きく及ばない。この二人も交互に2軍を行き来した。とくに先発投手陣が「サインを信頼して投げると良い結果が出る」と褒めた捕手キム・テジュンが抜けたことで、ロッテは暫く安定したバッテリー運営も望めなくなった。


李沅柱 takeoff@donga.com