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メジャーリーグ開幕投手を大解剖

Posted March. 28, 2019 08:32,   

Updated March. 28, 2019 08:32

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2019年のメジャーリーグ開幕戦が29日一斉に開催される。オークランド・アスレチックスとシアトル・マリナーズが20日と21日に日本の東京ドームで公式戦を行ったが、本土での開幕戦こそ本当の意味の開幕戦と言えるだろう。

全30チームのうち、現在最も好調な投手30人だけが開幕投手の栄誉に浴することになる。自身初のメジャーリーグ開幕投手に指名された柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、ロサンゼルス・ドジャース)もそのうちの一人だ。柳賢振はこの日、本拠地ドジャーススタジアムでアリゾナ・ダイヤモンドバックスのザック・グレインキー(36)と先発対決を行う。この他にも、各球場ではメジャーリーグを代表する怪物投手たちが今季の第一球を投げる。

代表的な投手は通算11度目の開幕投手を務めるジャスティン・バーランダー(36=ヒューストン)だ。2005年にデトロイト・タイガーズでメジャーデビューしたバーランダーは、2017年まで9回も開幕戦で先発登板した。2006のアメリカンリーグ新人王をはじめ最多勝利2度、三振王5度に輝いた。しかし、とりわけワールドシリーズ(WS)のチャンピオンリングとは縁がなかった。

ところが2017年シーズン中盤にヒューストン・アストロズにトレードされてから、すべてが順風満帆だった。同年、ヒューストンがWSを制し、チャンピオンリングに口づけをした。優勝4日後には世界トップモデルで女優のケイト・アップトンとイタリア・トスカナで結婚式を挙げた。昨年は第一子の娘を生んだ。抜群の野球実力と財力に加えて美人妻まで迎え、ファンから「すべてを手に入れた男」と呼ばれた。

昨年ヒューストンの開幕投手を務めたバーランダーは、今年も開幕戦のマウンドに立つ。通算11度目の開幕投手はメジャーリーグ史上10位タイだ。歴代最多は16回のトム・シーバ―だ。MLB.comとESPNなどは、バーランダーとゲリット・コールのワンツーパンチを保有するヒューストンのWS優勝可能性を最も有力視している。

シカゴ・カブスの左腕ジョン・レスター(8回)とアトランタ・ブレーブスのフリオ・テヘラン(6回)がそれに続く。コーリー・クルーバー(クリーブランド・インディアンス)とマディソン・バムガーナー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)は5度目の開幕投手に指名された。

アジア勢では柳賢振(リュ・ヒョンジン)の他に田中将大(ニューヨーク・ヤンキス)が開幕投手の大役を任された。通算4度目で、アジア選手で史上最多だ。当初、ヤンキースが開幕投手に予定していたルイス・セベリーノが肩を負傷したため、電撃的に指名された。

開幕投手たちは年俸も超巨額だ。最近バーランダーはヒューストンと来年から2年間6600万ドル(約749億ウォン)を受け取る条件で契約を延長した。昨年ナショナルリーグのサイヤング賞を受賞し、ニューヨーク・メッツの開幕投手に指名されたジェイコブ・デグロムは27日に5年1億3750万ドル(約1560億ウォン)で契約を延長したと発表した。2024年は球団側に3250万ドルでの選択権があり、そこまで入れれば総額は6年1億7000万ドルに上る。ボストン・レッドソックスの開幕投手に指名されたクリス・セールも最近5年総額1億4500万ドル(約1645億ウォン)で契約を延長した。


李憲宰 uni@donga.com