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2019年に暮らしを変える技術

Posted January. 01, 2019 08:14,   

Updated January. 01, 2019 08:14

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「店員がいない無人の店、食品配達ロボット、折り畳み式のフォルダブルフォン・・・」

2019年の様々な新技術が人々の暮らしを変えるだろうと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが昨年12月30日、報じた。消費者の暮らしを一変させるいわゆる「ゲーム・チェンジャー」技術を獲得しようとする情報技術(IT)企業の競争も激しくなると予想される。

同紙は「2019年のあなたの暮らしを変える技術」という記事で、アマゾンの無人店「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」のような商店が増え、ジッピン(Zippin)、スタンダード・コグニションなども関連技術の普及に乗り出すと見通した。米国内の最低賃金引き上げなどとも相まって、無人化技術が流通業界全般に広がると予想される。

8日から米ラスベガスで開かれる「2019国際家電見本市(CES)」では、自律走行車の初歩段階である自律走行機能がある配達ロボットが登場するとみえる。

わずか数秒で1本の映画をダウンロードできる「5世代(5G)通信」時代も本格的に始まる。AT&T、ベライゾン、Tモバイル、スプリントなど米主要移動通信社はすべて2019年上半期中に5Gサービスを始める。三星(サムソン)とLGも今年、5Gスマートフォンを発売する見通しだ。ただし、アップルは今年中に5Gフォンを出すことは難しいと展望した。

三星が主導する次世代スマートフォン「フォルダブルフォン」(折り畳み式携帯電話)、スマートフォンのホーム画面でアプリのアイコンを格子で配置する慣行を脱したアップルの次世代スマートフォンのiOSなども、人々の暮らしを変える技術に選ばれた。

2016年の「ポケモン GO」ブームをもたらした拡張現実(AR)技術もさらに進化するものと見える。映画「ハリー・ポッター」の魔法の世界を実現させたARゲーム、AR技術を適用したメガネや職員教育プログラムなども登場する。

メディア業界の地図を変えたオンラインのストリーミングサービスの競争も熱くなる。先頭を走るネットフリックスに対抗して、ディズニーやAT&Tなど大手コンテンツ企業や移動通信社が挑戦状を叩きつけた。

韓国では規制のために速度を出せないモバイル・ヘルスケア・サービスも、米国ではグレードアップされる。アップルやアマゾンなどはスマートフォンを通じて患者の心臓などを診察し、医療情報を共有するサービスを発売した。アマゾンは、オンライン薬局市場の進出も推進している。

2018年に起こったフェイスブックやグーグルなどのプライバシー侵害論争は、各種法的攻防および莫大な罰金賦課につながる可能性が高い。シリ、アレクサなどの人工知能(AI)音声アシスタントのプライバシー侵害の憂慮を解消する技術も注目されている。

スマートフォンで直ちにデータを処理する「エッジ(edge)コンピューティング」のための高機能コアプロセッサーも登場する。インターネットに連結したクラウドサーバーに対話内容を伝送しなくてもよくなる。そうなれば、ネットワークの接続が遮断された「飛行機モード」でもスマートフォンを利用したAI音声アシスタントとの会話が可能になる。


朴湧 parky@donga.com