ヒューストンのホームでレッドソックスが5年ぶりWS進出確定
Posted October. 20, 2018 08:38,
Updated October. 20, 2018 08:38
ヒューストンのホームでレッドソックスが5年ぶりWS進出確定.
October. 20, 2018 08:38.
by 金培中 wanted@donga.com.
メジャーリーグのボストン・レッドソックスが昨季のワールドシリーズ(WS)王者ヒューストン・アストロズを下して、5年ぶりにWSに進出した。ボストンは19日、テキサス州ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われたヒューストンとのアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第5戦で4-1の勝利を収めた。7戦4勝制で行われる同シリーズで先に4勝(1敗)を挙げたボストンは、ヒューストンのWS2連覇を阻止し、2013年のWS制覇以来5年ぶりにWS頂上奪還に臨む。ボストンが今季のWSを制すれば、2000年代以降のWS最多優勝チーム(4回)になる。2000年代に入ってからボストン(2004年、2007年、2013年)とともにサンフランシスコ・ジャイアンツ(2010年、2012年、2014年)がそれぞれ3度優勝している。今回の第5戦はヒューストンが反撃に成功するが高いという見方が支配的だった。第1戦でヒューストンの勝利をけん引したポストシーズンの男、ジャスティン・バーランダーがホームで先発するのに対し、ボストンからは第2戦で先発登板して4回3分の2を4失点と振るわなかったデイビッド・プライスが中3日での登板だったからだ。当初第1戦で先発し、第5戦の先発登板が予定されていたクリス・セールが腹痛で休養しなければならなくなり、やむを得ずプライスの繰り上げ登板となった。ボストンとしてはプライスがポストシーズンの9戦で全敗を喫するなど不調だったため、第5戦よりはホームで行われる第6戦で勝負をかけるつもりだった。だが、いざ蓋を開けると試合は予想を見事に裏切る展開となった。プライスが6回3安打9奪三振無失点と好投し、久々に役割を果たしたのに対し、バーレンダーは3回と6回に本塁打2発を浴びて4失点して崩れたのだ。ポストシーズンで勝負強さを見せてきた剛腕だが、6回表にラファエル・ディバースに3ランを打たれた時はさすがに疲れた様子を隠せなかった。ボストンは運も味方した。3回表にJ.D.マルティネスと対決したバーレンダーはカウント0-2でストライクゾーンの左隅に会心のスライダーを投げ込んだが、球審の手は上がらなかった。テレビの中継映像ではストライクゾーンの片隅をぎりぎりで通過したボールだった。起死回生(?)したマルティネスはバーレンダーの4球目を捉え、先制ソロ本塁打を放った。前日の試合でも1回裏の1死1塁の場面で、ヒューストンのホセ・アルトゥーベが外野手ムーキー・ベッツのグラブを嫌って右フェンスを越えた本塁打が、ビデオ判定の末に観客の守備妨害とされ、アウトが宣言されるなどボストンは運も味方した。試合はボストンが8-6で勝ったが、アルトゥーベ打球がアウトではなく、本塁打判定を受けていたらボストンが勝利する保証はなかった。7回裏にヒューストンのマーウィン・ゴンザレスがソロ本塁打を放ち、追い上げ始めたが、ボストンのリリーフ陣は、さらなる失点を許さなかった。抑えのクレイグ・キンブレルが9回裏に登板し1回を無失点に抑え、チームを勝利に導いた。ボストンは時間を稼ぎ、WSで一段と有利な条件での選手運用が可能になった。ロサンゼルス・ドジャースがミルウォーキー・ブルワーズと争っているナショナルリーグ優勝決定シリーズは、ドジャースが対戦成績を3勝2敗としてリードしているが、第6戦と第7戦の2試合がミルウォーキーの本拠ミラーパークで行われ、ドジャースとしてはプレッシャーが少なくない。20日にミラーパークで行われる第6戦にはドジャースから柳賢振(リュ・ヒョンジン)が、ミルウォーキーはウェイド・マイリーが先発登板する。
한국어
メジャーリーグのボストン・レッドソックスが昨季のワールドシリーズ(WS)王者ヒューストン・アストロズを下して、5年ぶりにWSに進出した。
ボストンは19日、テキサス州ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われたヒューストンとのアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第5戦で4-1の勝利を収めた。7戦4勝制で行われる同シリーズで先に4勝(1敗)を挙げたボストンは、ヒューストンのWS2連覇を阻止し、2013年のWS制覇以来5年ぶりにWS頂上奪還に臨む。
ボストンが今季のWSを制すれば、2000年代以降のWS最多優勝チーム(4回)になる。2000年代に入ってからボストン(2004年、2007年、2013年)とともにサンフランシスコ・ジャイアンツ(2010年、2012年、2014年)がそれぞれ3度優勝している。
今回の第5戦はヒューストンが反撃に成功するが高いという見方が支配的だった。第1戦でヒューストンの勝利をけん引したポストシーズンの男、ジャスティン・バーランダーがホームで先発するのに対し、ボストンからは第2戦で先発登板して4回3分の2を4失点と振るわなかったデイビッド・プライスが中3日での登板だったからだ。当初第1戦で先発し、第5戦の先発登板が予定されていたクリス・セールが腹痛で休養しなければならなくなり、やむを得ずプライスの繰り上げ登板となった。ボストンとしてはプライスがポストシーズンの9戦で全敗を喫するなど不調だったため、第5戦よりはホームで行われる第6戦で勝負をかけるつもりだった。
だが、いざ蓋を開けると試合は予想を見事に裏切る展開となった。プライスが6回3安打9奪三振無失点と好投し、久々に役割を果たしたのに対し、バーレンダーは3回と6回に本塁打2発を浴びて4失点して崩れたのだ。ポストシーズンで勝負強さを見せてきた剛腕だが、6回表にラファエル・ディバースに3ランを打たれた時はさすがに疲れた様子を隠せなかった。
ボストンは運も味方した。3回表にJ.D.マルティネスと対決したバーレンダーはカウント0-2でストライクゾーンの左隅に会心のスライダーを投げ込んだが、球審の手は上がらなかった。テレビの中継映像ではストライクゾーンの片隅をぎりぎりで通過したボールだった。起死回生(?)したマルティネスはバーレンダーの4球目を捉え、先制ソロ本塁打を放った。前日の試合でも1回裏の1死1塁の場面で、ヒューストンのホセ・アルトゥーベが外野手ムーキー・ベッツのグラブを嫌って右フェンスを越えた本塁打が、ビデオ判定の末に観客の守備妨害とされ、アウトが宣言されるなどボストンは運も味方した。試合はボストンが8-6で勝ったが、アルトゥーベ打球がアウトではなく、本塁打判定を受けていたらボストンが勝利する保証はなかった。
7回裏にヒューストンのマーウィン・ゴンザレスがソロ本塁打を放ち、追い上げ始めたが、ボストンのリリーフ陣は、さらなる失点を許さなかった。抑えのクレイグ・キンブレルが9回裏に登板し1回を無失点に抑え、チームを勝利に導いた。
ボストンは時間を稼ぎ、WSで一段と有利な条件での選手運用が可能になった。ロサンゼルス・ドジャースがミルウォーキー・ブルワーズと争っているナショナルリーグ優勝決定シリーズは、ドジャースが対戦成績を3勝2敗としてリードしているが、第6戦と第7戦の2試合がミルウォーキーの
本拠ミラーパークで行われ、ドジャースとしてはプレッシャーが少なくない。20日にミラーパークで行われる第6戦にはドジャースから柳賢振(リュ・ヒョンジン)が、ミルウォーキーはウェイド・マイリーが先発登板する。
金培中 wanted@donga.com
アクセスランキング