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政府「新型コロナ、南北の防疫協力が必要」

政府「新型コロナ、南北の防疫協力が必要」

Posted February. 04, 2020 08:21,   

Updated February. 04, 2020 08:21

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政府が、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)と関連して、「政府は基本的に南北間の防疫協力が必要だという立場だ」と明らかにした。

統一部の呂尚基(ヨ・サンギ)報道官は3日、定例会見で、「現在の状態では、韓国の状況、北朝鮮の(感染症)進展状況を見守り、議論の時期を検討していく」とし、このように明らかにした。政府はこれまで新型コロナ関連の南北協力について「推移を見守る」として発言を控えてきたが、「協力が必要だ」と明らかにしたのだ。感染症の拡散で政府が推進してきた北朝鮮への個別観光が難しくなると、北朝鮮に対する医療支援に方向を定めたのではないかという観測が流れている。

特に、中朝貿易が今回の事態で封鎖され、北朝鮮内の医薬品や生活必需品の不足が発生すると、専門家たちは見ている。ある政府当局者は、「北朝鮮が応じるなら、関連の対話が可能だと考えるが、まだ状況を見守らなければならない」と語った。

南北は2018年9月の平壌(ピョンヤン)首脳会談で保健・医療分野の協力強化に合意し、同年11月、保健医療分科会談を通じて、感染症の相互流入・拡散を阻止するために協力することで合意した。しかし、北朝鮮は昨年1月、政府が送ろうとしたインフルエンザの治療剤タミフル20万人分の受け取りを拒否したことがある。


黃仁贊 hic@donga.com