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10億人が熱狂するスーパーボウルチケット、早くも948万ウォンまで値上がり

10億人が熱狂するスーパーボウルチケット、早くも948万ウォンまで値上がり

Posted February. 01, 2020 08:27,   

Updated February. 03, 2020 08:27

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半世紀ぶりの優勝か、最多優勝タイの達成か。

米国最大のスポーツイベントであるアメリカンフットボール(NFL)決勝戦の「スーパーボウル」が3日午前8時30分(韓国時間)、フロリダ州マイアミのハードロック・スタジアムで開催される。今年で54回を迎える今年のスーパーボウルは、紆余曲折の両チームの対決として、いつにも増して熱く盛り上がっている。優勝を渇望しているカンザスシティ・チーフスと名門サンフランシスコ・49ersが優勝チームに贈られる「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」を争う。

カンザスシティはスーパーボウル初優勝を果たした1970年以降昨年まで、一度もスーパーボウルの舞台を踏むことができなかった。1967年にスーパーボウルが始まって以来、1969年に一度だけ優勝したニューヨーク・ジェッツに次いで長期間無冠に止まった。半面、サンフランシスコは1981年の初優勝を手始めに5度もスーパーボウル優勝を果たしている伝統の名門チームだ。サンフランシスコが今回優勝すればニューイングランド・ペイトリオッツ、ピッツバーグ・スティーラーズとともに最多優勝タイ(6回)になる。

長らくスーパーボウルを願望してきたカンザスシティのファンが押しかけ、スーパーボウルのチケットの価格は天井知らずに跳ね上がった。切符の公式価格は、一般席4220ドル(約503万ウォン)で最高額のスカイボックスは6万ドル(約7146万ウォン)となっている。しかし、インターネットのチケット販売サイト「シートギック」によると、購入者の間で取引される再販売入場券は31日現在、7963ドル(約948万ウォン)に上る。これは昨年平均4972ドル(約592万ウォン)に比べて60%ほど値上がりした価格だ。歴代のスーパーボウル入場券の平均最高値はニューイングランドとシアトル・シーホークスと激突した2015年の9723ドル(約1158万ウォン)だった。これは米国の歴代のプロスポーツの入場券では最高値だった。米国メディアは、今年に歴代最高記録を塗り替えると予想している。

チケットの値段とともに広告単価も値上がりした。今年のスーパーボウルの広告単価は30秒基準で560万ドル(約66億ウォン)で、昨年の530万ドル(約63億ウォン)より5.7%値上がりした。とくに、今年はトランプ米大統領と民主党の大統領候補に挙げられているマイケル・ブルムバーグ氏が並んで60秒尺の広告を確保し、注目を集めている。彼らは60秒広告の購入に、それぞれ1000万ドル(約119億ウォン)以上を使ったという。

ジェニファー・ロペスとシャキーラが出演するハーフタイム・ショーも関心を集めている。第2クォーター終了後に行われるハーフタイム・ショーにはマイケルジャクソン(1993年)、レディー・ガガ(2017年)、マルーン5(2019年)など当代のトップアーチストが出演してきた。地元メディアは、今年のスーパーボウルが開催されるマイアミには、大会中に約20万人の観客が訪れるだろうと見込んでいる。米スポーツメディアESPNは、スーパーボウルの経済効果が6億ドル(約7148億ウォン)に上るだろうと試算した。

カンザスシティはプロ3年目のスター・クォーターバック(QB)パトリック・マホームズ(25)を活かしたパスゲームに長けている。昨年のMVPに輝く間ホームズは、高校時代に時速153キロの剛速球を投げる投手出身で、強肩を活かしたパスの精度が高い。間ホームズはプレーオフでQBのうち2番目に長いパス距離(562.4メートル)を記録し、チームのスーパーボウル進出に最大の功労者になった。

サンフランシスコは、ランニングバック(RB)ラヒーム・モスタート(28)を持ち味を活かしたランニングゲームを得意とする。モスタートはプレーオフで計201.2メートルを走り、歴代プレーオフで2番目に長いラッシュ距離を記録した。モスタートが記録した4つのタッチダウンも、NFLプレーオフ史上2位に当たる記録だ。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com