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黄秉冀先生の2周期を迎えて未発表曲をLPに乗せる

黄秉冀先生の2周期を迎えて未発表曲をLPに乗せる

Posted January. 31, 2020 08:17,   

Updated January. 31, 2020 08:17

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カヤグムの名人であり、現代音楽の革新家である黄秉冀(ファン・ビョンギ)先生(1936〜2018)の2周期(31日)を迎えて、氏の未発表録音が公開される。

レコード制作会社C&Lミュージックは、黄秉冀の5回目のカヤグム作品アルバム「タルハノピゴム」を、来月6日、LPレコードで発売する。2007年当時、CDのみで出したものを初めてLPで製作した。「タルハノピゴム」「時計塔」「推薦の辞」など、美しくて実験的な既存の収録曲のほか、ボーナストラックとして「沈香舞」の無伴奏ソロバージョンが盛り込まれる。

従来のアルバムに含まれていた「沈香舞」には、チャングの伴奏があったが、今回ベールを脱ぐのはカヤグムの独奏バージョンである。死亡する2年前の2016年4月14日に、自宅で一人で演奏した録音だ。チェ・ウソクC&Lミュージック部長は、「以前の録音とはかなり違った雰囲気で演奏されたうえ、デジタル音源やCDで発売する計画もないので、貴重な資料になるだろう」と話した。沈香舞は、故人が1974年に発表した曲。想像に頼って作った仮想の新羅踊り曲で、故人の代表曲であり、次世代の奏者らが着実に演奏する現代国楽の新しい古典と言える。

レコード会社によると、LPバージョンの「タルハノピゴム」はカヤグム、チャング、口音など、それぞれのオリジナル録音トラックを選んで適切に組み合わせるミックスダウン(mix-down)のプロセスを新たに経た。LPに適した音響を実現するためだ。2周期を控えて故人の作品を再照明し、再解釈する追悼舞台もある。黄秉冀作品保存会は、来月6日、ソウル瑞草区(ソチョグ)の国立国楽院風流サランバンで、「パク・ヒョンスクのカヤグム散調」公演を行う。16日は、国立国楽院のウミョン堂で、「黄秉冀のカヤグム作品の世界II」の公演が開かれる。カヤグムのための最初の現代独奏曲と呼ばれる「森」(1962年)をはじめ、「ザクロ家」「シルクロード」「ハマダン」「沈香舞」など、故人の複数の代表曲をパク・ヒョンスク、キム・イルリュン、クァク・ウンア、チョ・ユンジョン、イ・ジョンジャ、キ・スクヒ、アン・ナレが演奏する。キム・ウンシクがチャングを担当する。


ヨム・ヒユン記者 imi@donga.com