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Kリーグ1のMVP、キム・ボギョンとムン・ソンミンの争いに

Kリーグ1のMVP、キム・ボギョンとムン・ソンミンの争いに

Posted November. 20, 2019 09:07,   

Updated November. 20, 2019 09:07

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「調整」のキム・ボギョン(30=蔚山)か、「スピード」のムン・ソンミン(27=全北)か。

2019プロサッカー・Kリーグ1のMVP争いが終盤を迎えている。韓国プロサッカー連盟は195日、今季の各部門の受賞候補を発表した。

MVP候補にはキム・ボギョン、ムン・ソンミンをはじめ浦項(ポハン)のワンデルソンと大邱(テグ)のセジーニャの4人が選出された。ワンデルソンとセジーニャはいずれも華麗な個人技で印象的な活躍を見せた。だが、MVPは優勝チームから出る可能性が高い。激しい優勝争いをしている蔚山と全北でMVPが選出される可能性が高い状況だ。

キム・ボギョンは、今季に「サッカー伝道師」の異名に相応しく一段と進化した。MFとして、特に攻撃的にチームを指揮している。キム・ボギョンは現在13得点8アシストで、得点や攻撃ポイントで韓国人選手では1位を走っている。ファイナルラウンド直前のメディアデーイベントで取材に応じたキム・ボギョンは、「シーズンを準備する時から、金度勲(キム・ドフン)監督からパスを使って攻撃陣を積極的に活用して欲しいと言われた。このため、アシストに気を使った。そして、うちのチームのサイドには良い選手が多くスペースを作ることができた。そのスペースを狙っていたら攻撃ポイントを挙げることもできた。監督と同僚たちのお陰だ」と話した。金度勲蔚山監督は、「ファイナルラウンドでは、ボギョンに攻撃の組み立ての全てを任せた」と言い、「すべての記録で良い結果を出しているので、ボギョンがMVP候補であることに異論はないだろう」と話した。

ムン・ソンミンは全北の攻撃の活力剤だ。チームの柱だった金信旭(キム・シンウク)が中国の上海申花に移籍した後は、ロペスとともにサイド攻撃をけん引した。10アシストで全体1位だ。とくに素早い突破を強みとするムン・ソンミンは、「別途スピード練習をしてはいない。だが、考えを早く切り替えれば体も早く反応するので、そういう所に意識しようとした」と話した。「信旭さんが抜けてからチームの攻撃オプションが変わったので、違う方式で攻撃をしかけようと、同僚たちも色々と研究をした」と語った。その上で「ロペスが自分によくチャンスを作ってくれているし、自分もロペスにもっとチャンスを作ってあげようとしながら、息を合わせようと努力している」キム・ボギョンとムン・ソンミンは、MVP候補に選ばれたことについて「チームの優勝が先だ」と語った。

蔚山(23勝9分け4敗、勝ち点78)が全北(21勝12分け3敗、勝ち点75)に勝ち点3差でリードしている中、両チームは23日、蔚山で対戦する。蔚山が勝利すれば、優勝が決まる。全北としては、蔚山に抜いて大逆転を狙える最後の機会だ。


李元洪 bluesky@donga.com