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「BTSの後発走者の誕生は時間の問題…ただ韓国的魅力を維持せねば」 米国のK-POP伝道師が指摘

「BTSの後発走者の誕生は時間の問題…ただ韓国的魅力を維持せねば」 米国のK-POP伝道師が指摘

Posted July. 03, 2019 08:53,   

Updated July. 03, 2019 08:53

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「『ドゥー・ユ―・ノーK-POP?」はすでに終わった」

米国で「相当K-POPを聞いた」人なら知る人ぞ知るK-POPのコラムニスト、ジェフ・ベンジャミン(30)が韓国を訪れた。彼は2010年代初めから、米ビルボード、フォーブス、ニューヨークタイムズにコラムを投稿して、サイ、防弾少年団(BTS)をはじめとする韓国歌手の魅力を伝えてきた。先月30日から3日間開かれた「文化コミュニケーションフォーラム(CCF)2019」に出席した彼を、ソウルのとあるホテルで2日会った。韓国イメージコミュニケーション研究院(CICI・代表=崔楨禾韓国外国語大学教授)と文化体育観光部、海外文化広報院、外交部が主催するCCFは、世界の文化界のリーダーたちが韓国文化を体験し、自国文化を知らせる行事だ。彼は、先月訪問したフランスで開かれた「国際音楽産業カンファレンス」(Midem)の話から切り出した。

「K-POPは何か、BTSは誰かの説明をしなければならない時代は過ぎました。フランスの会場に集まった世界の人々が、今はK-POPをどのように学び、どのように活用するかについてより気になっているんですよ」

米シカゴで生まれ育ち、2015年に韓国を初めて訪れたという彼がK-POPと縁ができたきっかけは何だろうか。

「母は私をベビーカーに乗せて歩く時から、いつも携帯用ラジオから出てくる世界各国の音楽を聞かせてくれました。歌詞はよく知らなくても、音楽は何かを繋げる力があると信じました。そんなある日、ユーチューブでK-POPが現れ、その力を感じることができました」

彼が古くから楽しみながら「魅力的な音楽だ」と主張したK-POPは、今は一つの音楽群になっている。彼はK-POPの興行要因としてメッセージ、アイデア、真剣さを挙げた。

「青年、学生、韓国人として歌手が苦しむ人間的で普遍的な姿を映しながら、社会的メッセージを真剣に投げたのが功を奏したと思います。これをユーチューブ、メディアを通じて洗練されたファッションとパフォーマンスで表現するアイデアを実現しましたね」

彼はK-POP歌手の系譜をすらすらと口にしながら、「BTSの後発奏者の誕生は時間の問題であるだけだ」と話した。ただ、必ず韓国的な魅力を維持しなければならないと強調した。

「ワンダーガールズが米国に進出したが失敗したのは、セクシーで、未来的な面を強調する米国的な姿を真似したからだと思います。NCT127、ブラックピンク、ITZYなど多くの歌手が、『ポストBTS』の可能性を持っているが、世界が韓国的アイデンティティに熱狂していることを忘れないでほしいと思います」


キム・ギユン記者 pep@donga.com