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「おじさん、どうか」飛び降りようとしていた40代男を救った女子高生

「おじさん、どうか」飛び降りようとしていた40代男を救った女子高生

Posted May. 15, 2024 08:36,   

Updated May. 15, 2024 08:36

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慶尚北道浦項市(キョンサンブクド・ポハンシ)の女子高生が、橋の上から川に飛び込もうとした40代の男性を積極的に説得した末、救助し警察から表彰を受けた。

14日、慶北(キョンブク)警察庁によると、12日午後8時53分頃、112治安総合状況室に緊急の声の通報電話がかかってきた。通報者は浦項中央(チュンアン)女子高校3年生のキム・ウンウさん(18)だった。キムさんは、受話器越しに「あるおじさんが川に飛び込もうとしている。早く出動してほしい」と叫んだ。

キムさんは塾を終えて帰宅する途中、兄山江(ヒョンサンガン)のヨンイル橋を渡っていたが、橋の欄干を越えて川に飛び降りようとする40代の男性を発見したという。キムさんは、「おじさんがすぐにでも飛び降りそうなので、手すりを越えて両足を抱きしめて、『話をしよう』と説得し続けた」と話した。警察の関係者は、「当時、受話器越しにキムさんが『どうか、どうか』と急いで叫ぶ声が聞こえてきた」と説明した。

通報から3分後、警察が現場に到着した。警察は男性を落ち着かせた後、安全な場所に移動させ、家族に引き渡した。慶尚北道警察庁は13日、キムさんが大切な命を助けたことに対する感謝の意味で表彰状を授与した。キムさんは、「当時は、絶対に(おじさんを)助けなければならないという考えしかなく、おじさんを捕まえていた」とし、「おじさんが生きていて良かったし、何があったのかは分からないが、心の困難をうまく克服してほしい」と話した。


安東=ミョン・ミンジュン記者 mmj86@donga.com